がんばれ!高校生

連日、高校野球の地方大会の結果をニュースで目にする事が多くなりました。
大阪では、この夏限りで休部する伝統あるPL学園が敗れ、
いったん輝かしい歴史に幕を閉じるとのこと。
また、西東京では、昨夏話題をさらった早稲田実業の
清宮幸太郎選手が活躍中であるとのこと。
様々な話題がありますが、この夏も興味の尽きない所ですね。

 

かく言う私も、学生の頃は一時期、野球をかじっていて、
甲子園を目指そう!と思っていた節があるのですが、
わが母校(高校)には硬式野球部が無いことに気づき、がっかりしたものです。(笑)
当教室にも、甲子園を目指す高校球児が勉強を習いに通ってくれていますし、
今までにも何人か来てくれていました。
クラブと勉強の両立は時間的な制約もあり、大変なことだとは思いますが、
一度きりしか無い人生、非常に貴重な経験が出来てうらやましい限りです。
まして、甲子園で野球が出来ることが目標だなんて、何て素晴らしいことなんでしょう!
ともかく、全ての高校生に、悔い無き夏を過ごして欲しいものです。

仁義-夏講日記(その5)

ふだん忘却の彼方にあるのに、いったん思い出すと気になってしかたないこと、誰にでもあると思います。

「安田講堂」と書いた昨日から、処々昔日の記憶にとらわれています。自書しておきながら、縛られて、自縄自縛とは、このことでしょうか。

「封鎖」の「ふ」の字も無くリニューアルされてしまった現況と、下階から順番に封鎖解除されていったフロアの火の海が、果たして同じ空間なのだろうかと思われて、昔日のほとばしる思いが、昨日のことのように、思い出されはしませんか。

屋上でインターを合唱した仲間が囚われ、最後まで振られていた「社学同」の赤旗が降ろされた時、攻めた側も守った側も、互いの陣営に、図らずも出てしまった重傷者を思いやったといいます。

逮捕された学生の後事を慮る機動隊員と、幾度となく炎上しながらも果敢に攻め続け、ついに本丸を陥落させた機動隊員を、敵ながらあっぱれと称える学生たち。

帝大解体などと、およそ虚妄なスローガンからは見えてこない、互いの緊張関係によってのみ切りあえる仁義が、そこにはあったと言えないでしょうか。

すばらしいですね。

男が「大好き」といってやまない、歴史のピンポイントであります。

安田講堂は「解放講堂」と呼ばれ、そこには「解放放送」が流されていたと言います。最後の解放放送は、こう結ばれたそうです。

「我々の闘いは勝利だった。全国の学生、市民、労働者の皆さん、我々の闘いは決して終わったのではなく、我々に代わって闘う同志の諸君が、再び解放講堂から時計台放送を真に再開する日まで、一時この放送を中止します。」

男は寡聞にして、時計台放送が再開されたことを、聞いたことがないそうです。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

フッタ-夏講日記(その4)

男のメールフッタは、不評でした。長かったのです。

何が書いてあったのかと言いますと、実在をほぼ疑われない大王初代・崇神を暗殺しようとする企みが、山背の武埴安彦によって練られました。諸国鎮撫に向かった四道将軍の一人・大彦が、和邇坂を越えようとしたとき、企てを暴露する歌を詠う不思議な少女に出会いました。大彦は取って返し、崇神の指示を仰ぎ、武埴安彦を討滅したのでした。

この少女が詠った歌、「ミマキイリヒコはや。ミマキイリヒコはや。…」、この歌の美しさにグラッときまして、フッタに使わせてもらったのですが、本文よりも長いことがあると、苦笑やら、お叱りやら、ずいぶん物議をかもしたわけです。

そんなわけで、男はフッタを代えました。

「連帯を求めて 孤立を恐れず 力及ばずして 倒れることを辞さないが 力尽くさずして 挫けることを拒否する」。

安田講堂に大書されていたスローガンですね。

闘えぃ!負けるんは、しゃあないが、闘わんと、逃げるな!たった一人でも、闘えぃ!…と。

少しは短くなりましたでしょうか。あまり変わってないのかもしれません(笑)。

それはそうと、安田講堂から、もうすぐ半世紀ですか。攻防戦の前日、大講堂のグランドピアノが、きれいな「インターナショナル」を奏でていたと聞いたことがあります。投石を運ぶ学生たちも、盾の壁を徐々に詰める機動隊員たちも、思わず聞き惚れたとか。

あの日が遠くなったようで、男は苦いコーヒーを、一気に流し込みました。

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学園前教室・杉浦

はなばな-夏講日記(その3)

花を愛でる男でした。男伊達に華でもあれば…と、そんなに都合よくなかったようですが(笑)。

6月下旬の誕生日前後、毎年、紫陽花に目がありませんでした。

今年は那羅山プロジェクトさんのBC付近と、明日香村柏森に、みごとな赤紫を見つけ、ご満悦のご様子でした。

毎日でも会いに行きたいらしく、雨が降ろうが、風が吹こうが、猛暑であろうが、テクテクと。

那羅山といえば、どんぐり広場。みごとな白梅の奥に、今が満開の合歓木を見つけました。これまたみごとなものです。なかなかお目にかかれません。

お目にかかれないといいますと、120年に一度ともいわれる竹の開花、見たことがなかったので「なんだろう?」と時が過ぎ、竹の花だと、めったに咲かないのだと、咲いたら竹やぶが全滅するのだと、知るにつけ驚きこのうえありませんでした。

総延長距離15kmも、山中をさまよっていますと、どこで見たのか、記憶もあいまいで、幻ならば夢で逢いたいものだと、いつのまにか闘う青年も、魅惑の中年になり果てたのかもしれません。

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学園前教室・杉浦

巻きもの-夏講日記(その2)

しばしば「巻きもの」について語った男でした。宮澤賢治の「雨ニモマケズ」、薄汚れた茶色い紙に、書き殴ったような鉛筆跡です。

男は「真筆だ!」と言います。箱書きが証拠になるようでもありませんし、今一つ根拠薄弱なのですが。

男の義理のおじいさんの遺品だったそうです。義理のおじいさんは、満鉄の社員だった、すなわち大日本帝国のスパイだったと。

関東軍の参謀であった石原莞爾が、賢治と法華経のつながりで、借金王であった賢治が無心の質に差し出したと。

石原は満州事変を起こしたのち、巻きものを満鉄に預けて帰国したと。

なんともかんとも、よどみない説明過ぎて、なんとも眉唾な話であります。

「ロマンも込みで、骨董だ!」と。

男の口先には、何か憎めないモノを感じてしまいます。

なお、巻きものは学園前教室に飾られております(^_^)。

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学園前教室・杉浦

なまもの-夏講日記(その1)

男は怒っておりました。半世紀に渡って、怒り続けておりました。

「砦」が陥落して、はや半世紀。砦が無くとも、持ちこたえたことを誇りに思う反面、日々確実に狭まってくる包囲網に、焦燥を隠しきれなかったのでしょう。

一億挙げてファシズムの時代、男が理想とした寄るべは、小さな小さな経済誌でした。『東洋経済新報』といいました。

国際紛争を軍事力で解決することが「あたりまえ」だったあの時代、のちに戦後我が国の首班を務める主筆が「貿易立国」を提唱しました。

「拙速はイカン。知恵を絞らねばイカン。平和は尊い。どれほど豊かな未来を約束しようが、平和に対する挑戦を許さん!」

主筆の口癖が、いつのまにか、男に乗り移っていました。

男にとって現世を呪うことは、「やむにやまれぬ」至誠に根ざすものだったにちがいありません。

男はまだまだ生腐っております。

一敗地にまみれ、しばらく冷蔵庫で頭を冷やし、もう幾たびかの復活を果たすまで、雌伏することでしょう。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

【高の原教室】夏期講習情報

連日、蒸し暑い日が続いていますが、体調など崩されていませんか?
さて、いよいよ約1週間後、夏期講習がスタートします。
連日多数の当塾へのお問い合わせ、お申し込みありがとうございます。

まだまだ申し込み受け付けておりますので、是非ともご参加下さい。
もちろん期間の途中からでも申し込み可能です。
また、時間帯は夜の部よりも午前の部、午後の部が空いていてオススメです。

私にとって、日々の鍛錬は、この長い過酷な夏期講習を乗り切るためと
言っても過言ではありません。頑張って参ります。
生徒の皆さんも頑張ってください。

七夕の願いごと

学園前教室に、今年も七夕短冊が出現しました。

願いごと、募集中です。

ちなみに昨年の短冊が、「卑弥呼に会いたい(ちょっとだけ)!」だった杉浦先生。

今年は「前方後円墳に眠りたい!」だそうです(笑)。

今週の大阪通信は、夏講直前一回飛ばしです。

来週から夏講日記「やむにやまれぬ 大和魂」、いよいよ連載開始です。

お楽しみに、お待ちください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

自習室開放について

今日から7月ですね。
生徒の皆さんは定期テスト期間前後の方が多いのではないでしょうか?
さて、今回は自習室開放についてお知らせさせていただきます。

今までも、裏メニューの様にこっそりと(^_^;)、開いて来ましたが、
ヤル気のある方にはどんどん積極的に利用してもらいたいと思います。

当塾生に限らせていただきます。また、開放日時等はお問い合わせ下さい。

夏期講習の詳細が明らかに!

お待たせいたしました。いよいよ夏期講習のPDFHPにアップされます。いよいよ始まりますよ。夏期講習。


今年は7/15
()8/31()まで、「自由選択型個別」やら「パック授業」やら「山小屋」やら「各教室の独自日程」やら盛りだくさんです。


詳しくはトップページ「夏期講習」のバナーにある「各教室名」をクリック。するとそれぞれの教室のスケジュールや実施されるパックの内容、申込用紙が現れます。


1学期(前期)の振り返りや次の学期に向けた先取りはもちろんのこと、この機会だから気になる単元や苦手な単元の克服などに取り組んではいかがですか?


石川数学塾大阪の夏期講習は通常授業と同じく、生徒一人ひとりの習熟度やスケジュールに合わせて、カリキュラムの内容や受講の日時・回数が決められます。


是非、みなさんのご参加をお待ちしています。お申込はお早めに。

上本町教室 中土井