入試が近づいていますが、寒波が居座り、積雪が近づいています。
備えあれば憂いなし、京都・奈良に三十年以上住み続けた経験から、緊急積雪対応が必要な瞬間をお教えします。
まず、「今は降っていないから大丈夫」は、まちがいです。本気で降り始めますと、一時間以内に雪化粧と思ってください。
次に、「スタッドレスタイヤを履いているから大丈夫」も、まちがいです。道路を塞いで立ち往生するのは、ノーマルの擦り減ったタイヤを履いた車です。スタッドレスも、そのせいで動けなくなります。
さらに、「公共交通機関は大丈夫」、これもまちがいです。公共だから雪に強いわけではありません。公共だろうが、私用だろうが、都会生活に慣れた交通機関が雪に弱いのです。
最後に、強い底冷えを感じたら…、すべてを中止して、試験場付近に宿を探してください。宿に陣取ったら、試験場まで歩いてみてください。そこまでしたら、安心して眠ってください。
都会も入試も、雪に対して、あまりに不寛容です。
己のみを守れるのは、己だけだと肝に銘じてください。
「しまった…!」は、あとの祭りです。