人口約五千人の村の朝は早いです。まだ薄暗いうちから起き出します。
小生、道場生(住み込みの生徒たちをこう呼びます)たちとともに、朝五時に起きます。
身支度を整えたら、丘にダッシュしてラジオ体操、そのあと畑を世話して、お返しに朝のみそ汁の具をいただきます。
小生本日は、ナスを選びました。おなかが減っていたので、シシトウの炒め物も作ることにしました。
朝七時には全員出発。小生は奈良市内の教室へ。道場生たちは村内唯一の村立中学校や、村内唯一の村立小学校や、少し離れた中高一貫校へ…走っていきます。
バスは無いのか?…と。はい、あっても要りません。足腰鍛えるためには、走ればよいのです。
夕方になって、勉強やクラブ活動を頑張った道場生たちが帰ってきますと、夜の鍛錬が待っています。
本日小生は、奈良市内の教室の夜授業がありますから、道場では、卒業生スタッフ出身で、いつのまにか道場専従になってしまったY先生が張り付きます。
道場生たちにこっそり聞いたところでは、なかなか厳しく指導されるようです。
「睡魔が来たら、イスを取れ!膝立ちせい!杉浦部屋の伝統じゃ!わしも山ほど叱られたで!」
なるほど、おっかないです(笑)。
深夜の村に帰ってみますと、Y先生も、道場生たちも、小生の妻も、気を失うように眠りこけておりました。
明日も朝早いです。小生も休ませていただくことといたしましょう。おやすみなさい…。
…と、夢にまで見る「明日香村研修道場」の毎日です。
言うまでもなく、夢はあきらめないためにあります。必ず実現しますから、楽しみにお待ちください。