こんにちは。学園前教室の杉浦です。
今年も冬講日記、書いています。
昨年に比べると、静かな出足ですね…と、ご感想をいただきました。
そうですね。ノラリクラリと、ボクトツな…、燃え盛って「熱い冬」ではないけれど、心の底から温まる「熱い冬」を目指します。
冬講第一週の記事です。
天空の食卓-冬講日記(1)
ヤマトを歩く-冬講日記(2)
こむらがえり-冬講日記(3)
アフリカの猿-冬講日記(4)
大人思考-冬講日記(5)
実況中継-冬講日記(6)
こんにちは。学園前教室の杉浦です。
今年も冬講日記、書いています。
昨年に比べると、静かな出足ですね…と、ご感想をいただきました。
そうですね。ノラリクラリと、ボクトツな…、燃え盛って「熱い冬」ではないけれど、心の底から温まる「熱い冬」を目指します。
冬講第一週の記事です。
天空の食卓-冬講日記(1)
ヤマトを歩く-冬講日記(2)
こむらがえり-冬講日記(3)
アフリカの猿-冬講日記(4)
大人思考-冬講日記(5)
実況中継-冬講日記(6)
「どんな授業、してはるんですか?」という疑問に、お答えします。
「これ、何ですか?」と、生徒が指示した写真の中央に「円筒埴輪」がありました。
円柱形の埴輪だね。円柱は算数の立体図形で勉強するね。埴輪は古墳時代の焼き物だな。真ん中がスコーンと抜けているから、注意しておいてね。
(ツボと器台を描きながら…)
器台はツボの安定台だね。ツボにはお酒がナミナミと入っていたのかな。おいしそうだね。ツボと器台のセットなら、生活空間どこにでもあったんだ。
(特殊ツボと特殊器台を描きながら…)
口の部分に大きな縁取りの特殊ツボ、それを置いておくために、背丈が伸びた特殊器台、このセットはもっぱら発生期の古墳に置かれた。驚いたことに、ツボの底にはわざわざ穴があけられている。こうなるとお酒サーバーにはならないね。生きているヒトにとってはね。
置かれたところが古墳だったね。古墳は古代のお墓だ。死者を祀り、神を祀るところだ。特殊ツボには、死者や神の飲み物が入っていたのかもしれないね。
(特殊器台型埴輪を描きながら…)
どうせ底に穴を開けるなら、特殊ツボの底は不必要だ。底が無くなって、ツボと器台が一体化したものを特殊器台型埴輪というんだ。外見、もうほとんど、円筒埴輪と大差ないだろう。
奈良県桜井市のメスリ山古墳には、高さ6mの円筒埴輪が立てられていた。これほどじゃないにしても、円筒埴輪は太くて大きなことが多い。古墳は盛り土だから、崩れてくるかもしれない。埴輪を立てて、崩落防止してたのかもしれないね。
聞屋(ぶんや・新聞屋のことです・いちおう記事を書くほうです)だった親父が、常日頃よくつぶやいておりました。
「世の中、難しいことだらけ。難しいことを、そのまま難しく言うのが、お子様。難しいことをかみ砕いて、簡単に言うのが大人。」
かみ砕かなぁ、あかんのか?大人は難しいことしよる…と思っていましたのが、まだ「お子様」だった小生です。
時が過ぎ、大人のハシクレくらいには到達したかもしれない自身を省みるに、あまりの単純明快思考に気づき、正直茫然とすることがあります。
「勉強は言われてするモンと違う。経済大国・ニッポン、勉強せんでも餓死することはない。勉強せなデキン仕事が、デキンだけだ。諦められるなら、それでよし」。
あわてて勉強し始める生徒、多いです。
「己を律せられるのは、己のみ。言われてするのは、恥ずかしい。万が一、恥ずべき行いをしたのなら、潔く腹を切れ」。
あわてて居住まいを正す生徒、多いです。
親父は、こんなことも言っていました。なるほど…と思える歳になったのかも知れません。
「最も単純なことが、最も正しいことだ。」
一ヶ月ほど前です。目が異常に充血していましたから、駅前の「め」医者さんに診てもらいました。
「はいはい、角膜ヘルペスでしょうね。充血止めと軟膏と…、5日経ったら、また来てね。」
証拠のポラロイドをいただいて、お薬どっさりいただいて、眼帯までいただいて帰ってきました。
「め」医者さんが、味なことをおっしゃいました。
「人類って、アフリカのお猿さんだったんですよね。スクッと立ち上がって進化しちゃったけれど、もともと暑いところにいた動物ですもんね。寒くなってくると、寒いだけでストレスですよね。」
なるほど、ご慧眼。人類の発生を、こんなふうに解釈したことはありませんでした。寒くなり始めた晩秋、元猿が感じるストレスたるや、いかばかりか。季節の変わりめに、疲れていると発生するヘルペス、なんだか思い当たることがずいぶんでした。
さて「め」のことですが、何のこっちゃ?と思われましたら、大宮通り(阪奈道路)を東進、左折したら新大宮駅ってあたりで、右手の看板群をご覧ください。ご納得いただけると思います。
歩くようになってから、腰痛解消、絶好調な小生ですが、唯一難点があります。こむらがえりが、激しくなりました。
ほんわかと眠っている時分に起きます。深い眠りに落ちていると、起きません。浅すぎても起きません。原因は悪霊でしょうか(笑)。
どうやら筋肉がつっているだけらしいです。それにしても、痛いですよね。
いろいろ試してみたのですが、「一週間に一度だけ、むちゃくちゃ運動するのがいけない」と言われてみたところで、仕事を引退しない限り、矯正するのは無理です。次善の策として、偶然発見しましたのが、「痛くなり始めたら、スックと立ち上がって、痛い方の足で立つ」というものです。「毒を以て毒を制す」ですか(笑)。
効果てきめん。この文章を書いている五時間前にも発症しましたが、何事もなく治りました。
ひたすら痛みに耐えている皆さん、いちどお試しあれ。
…と、書こうと思っているんだけど…、妻に相談しましたら、「コブラがえりでしょ、コブラが鎌首を持ち上げるように、筋肉がねじれて痛いよね」…だそうで、なんだか肩の荷がおりました(笑)。
「さっきまで寝てたのに、急に立ち上がれるなんて、神技(かみわざ)特効薬!」だそうです。
橿原考古学研究所附属博物館の発掘速報に「大和を掘る」があります。毎年楽しみに、小生も観に行きます。
「掘る」のもたいへん興味深いですが、小生歩いております。けっこう熱心に歩いております。自分で言うのも、妙なものですが…、熱心です。
歩いたら腰痛が治ったからです。これはまちがいありません。
歩くといろいろな人に出会えるからです。これもまちがいありません。
桜井市の寺川沿いに歩いて行ったとき…、もう三年くらい前でしょうか。倉橋池のほとり、赤坂天王山古墳を見に行きました。崇峻大王の真陵でしょう。多くの考古学者に同意です。
閉塞石が外れて、頭一つ入る穴が開いています。頭が入れば、全身入るにちがいありません。頭を入れてみたところ…、顔が大きなバッタが、小生の顔にアタックしてきました。カマドウマというそうです。
気を取り直してもう一度。こんどは何やら天井からぶら下がって、小生を睨むモノがいました。眼光鋭く、こちらを…、ヘビでした。驚かせて退散していただき…、今度こそと思いきや。
顔が出てきました。人間の顔です。どうやら先客がいらっしゃったようです。
羨道の奥には玄室があり、無惨にも盗掘口を開けられた家形石棺が安置されているはずです。「貢物のイノシシのように、蘇我馬子の首を切り落としたいものだ」とつぶやいて、馬子に聞きとがめられ、刺殺されてしまった大王が、永久の眠りについていらっしゃいます。
「静かに眠らせといてくれ」。崇峻大王に、たしなめられた気がしました。
「天空の村」に、行ってまいりました。飛鳥川上流、奥飛鳥…、雄綱の稲渕(いなぶち)から雌綱の栢森(かやのもり)、急角度に登って、入谷(にゅうだに)です。となりの神奈備(かんなび・神宿る山)をわしづかみにできそうな「天空の村」であります。
山頂に大仁保神社(おおにほじんじゃ)、河内王権の覇者・大雀(おおさざき)仁徳を祀ります。イノシシ除けの柵を外し、石の鳥居を抜け、階段を登り…、そこには嬉しいことに、ヤマト国中を一望できる「天空の食卓」が、しつらえてありました。
遥か葛城・金剛、右手に二上山、鴨県(かものあがた)から大和川流れ下り、畝傍、耳成、香具山…、磐余(いわれ)を経て、三輪山麓へ。雄大なパノラマと、おいしいお弁当でした。
妻曰く「一所懸命歩いた人への、ご褒美だろうね」。なるほど、そのとおりです。
次なる野望は、奥飛鳥最奥の秘境・竜在峠(りゅうざいとうげ)。内なるものを秘めながら、今年も冬が始まりました。
今年も残すところひと月余りとなりました。
期末(定期)テストまで数日~数週間といったころでしょうか。
石川数学塾上本町教室では期末(定期)テスト対策として、既塾生のみなさんや季節講習生のみなさんとそのご紹介者(お友達)を対象に「日曜特別講習」を開講しています。
そこで今回は特別にこのブログをご覧の方を対象に「日曜特別講習」の参加を受付いたします。日程・時間などは下記の通りです。
開催日…11/29(日)、12/6(日)
時 間…10:00~15:00の間で2時間、4時間、通しのいずれか。
場 所…石川数学塾大阪 上本町教室
※定期テスト対策日曜特別講習につきましては、当該学年ではなくテスト対策の内容範囲に依る料金設定となります。
※教科・内容に依りまして、授業の最少開催人数を設定いたします。また参加人数に依りましては参加時間帯の調整を行うことがありますので、予めご了承ください。
尚、受講料などにつきましては、直接上本町教室の方にお問い合わせください。