不定期冬講日記(その34)

得意教科と不得意教科、誰にでもありますね。

入試が近づくと、ことさらに気になってきます。

「不得意教科で、墓穴を掘るのではないか?」

「得意教科で思うように得点できなかったら、リードできずに混戦負けするのではないか?」

…などなど、ペシミスト(悲観論者)の悩みは尽きません。

そこでこの時期にお勧めの「気の持ちよう」です。

「得意教科でぶっちぎって勝ったんねん!」

「不得意教科?誰でもひとつくらいあるやろ!」

「合否は総合点。あたりまえに取れるところ、取って勝ち、上積みできれば、ボロ勝ち!」

「過去問すら解けてへん奴が八割。俺様、完璧。実質競争率、三倍。どう考えても、俺様の勝ち!」

むやみな悲観論は、失点を生むだけです。無益です。

楽天的に行きましょう!

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学園前教室・杉浦

不定期冬講日記(その33)

中学入試の統一解禁日まで、あと10日。何をすべきか?

何をしても、良い結果が出れば正しいです。悪い結果なら、まちがいです。究極の結果論です。

では、結果を見てから論評しましょう…は、評論家の言辞です。小生は評論家ではありません。

うまくいった皆さんが、あと10日でやったことを紹介しましょう。小生は入試戦線の最前線で詳細に見て参りました。

うまくいく受験生のほとんどが、生まれてから今日までの勉強内容を総直ししています。

新たな勉強内容に手出ししません。

やったことなら、出来てあたりまえ…のハズですね。生まれてから一度でもできなかった設問を、もう一度解いてみてください。

驚きましたか?はい、できるとは限らなくて、あたりまえなのです。

たまたまでしょうか?いえ、氷山の一角です。

恐怖してください。あわてて直してください。放っておけば、一ヶ所につき、400点満点のテストで10点落ちると思ってください。

小生の経験値として、このとおりです。

合格最低点+30点で通る予定だったあなた、穴ぼこ四ヶ所見つけたら、もうアウトです。

「人生、直します」と、正直にテキストの山を積み上げて、次から次へと直すあなた、あなたが10日後に、勝利者になる人ですよ。

今日もがんばりましょう!

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不定期冬講日記(その32)

毎年この時期になりますと、苦い思い出がよみがえってきます。

8年前の統一入試、ちょうど3日前、午前8時55分、倒れました。

救急搬送、夕方まで安静、帰宅するも立ち上がれず、3週間動けず…。

越えられない冬でした。

ホフク前進でしたらできたのですが、立ち上がれませんでした。心拍と血圧が跳ね上がって、落ちなくなったからです。

降圧剤と安定剤が、どっさり処方されました。少しずつ快方に向かいました。

当時受験生だったみなさんは、ほとんどが大学生になっています。就職活動の相談も、ちらほら受けるころになってきました。

小生に会うと必ず、みなさん異口同音に、「先生、お体だけはいたわってくださいね」と言ってくれます。

小生、師道不覚悟、引退!と口を開けかけたとき、機先を制してたくさんのカムバックコールをいただきました。

あの時があって、今がある…皆さんに二度とご迷惑をかけないよう、健康に留意してがんばって参ります。

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不定期冬講日記(その31)

いよいよ明日、前受け受験という皆さん、前受け・本試区別なく、およそ次のように心得てください。

人事尽くして、天命を待つ!

およそ人間として努力できることは、すべからくやりきりましょう。これを怠って不本意な結果を招いたなら、それは完全にあなたの責任に帰するものです。

しかしながら、バリバリの唯物論者であった小生をして、およそ人智を超越したなにがしかのモノが、厳としてこの世に存すると信じさせたのも、また幾たびかの入試でした。

神様の悪戯?…そうですね。そう言ってよろしいでしょう。

が…、神仏の悪戯を恐れるあまり、人事を放棄することが最も愚かなことなのです。

論語に曰く、「我、怪力乱神を語らず」と。

皆さんに勝利の女神が、悪戯っぽく微笑むことを祈っております。

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不定期冬講日記(その30)

新年あけまして、おめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

私事にて、新年早々恐縮至極でございますが、昨年大みそか、小生の故郷に住まういとこが、神仏のもとに参りました。

かぞえにて享年五十と一歳をもって、今生の一期といたしました。

小生と同年生まれでございまして、残念至極でございます。

多くの思い出が行き過ぎ、本来しかとあるべきであったはずの未来に想いをなすとき、「だからこそ、今この一瞬を、貴重な一瞬を、思い残すことなく生きたい」との考えを新たに致しました。

小生まだまだ若輩者にて、至らぬ点も多いかと存じますが、本年もよろしく、ご指導ご鞭撻ください。

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不定期冬講日記(その29)

年末恒例、「シュトーレンを探せ!大掃除大会」、無事終了いたしました。

今年もたくさんの皆さんに参加していただきました。ありがとうございました。

今年はシュトーレンの隠し場所が少し見つけづらかったかもしれません。

「あれれ、さっき探したはずなのに…」と、嘆き節もちらほら。

「わかったつもり」「見たつもり」が、意外とあてにならないのは、勉強もシュトーレンも同じかもしれません。

日々是勉強、新年5日(月)から、思いも新たに授業を再開いたします。

なお急用の節は、ご遠慮なく杉浦の携帯をお呼び出し下さい。

鳴らしておいていただきましたら、折り返させていただきます。

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不定期冬講日記(その29)

年末恒例、「シュトーレンを探せ!大掃除大会」、無事終了いたしました。

今年もたくさんの皆さんに参加していただきました。ありがとうございました。

今年はシュトーレンの隠し場所が少し見つけづらかったかもしれません。

「あれれ、さっき探したはずなのに…」と、嘆き節もちらほら。

「わかったつもり」「見たつもり」が、意外とあてにならないのは、勉強もシュトーレンも同じかもしれません。

日々是勉強、新年5日(月)から、思いも新たに授業を再開いたします。

なお急用の節は、ご遠慮なく杉浦の携帯をお呼び出し下さい。

鳴らしておいていただきましたら、折り返させていただきます。

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不定期冬講日記(その28)

あ!っというまに、年内最後の講習日となりました。

つい昨日、今年の正月を迎えたような気がするのですが、気のせいでしょうか(笑)。

年を取ることと、月日が過ぎ去ることが、そのスピードにおいて、明らかに正比例しているような気がします。

子供のころに、「もういくつ寝ると、お正月?」と、指折り数えていた感覚が、もはやありません。

失神睡眠→早朝覚醒を繰り返し、そのことを意識する暇もなく、怒涛の毎日が過ぎ去っていきます。

立ちどまって考える余裕がないということは、一面「楽」でありますが、一面「苦」でもあります。「しまった!」と気づいた時には、もう遅いですからね。

網野善彦さんを読み始めたころ、「アジール=無縁」が「公界」(=「苦界」、「くがい」です)にもなり、「楽」にもなりと、興味深く拝読いたしました。(平凡社ライブラリー『無縁・公界・楽』)

ひしひしと実感がわいてくる、今日この頃です。

ともあれ年内最終講、張り切って頑張ります。

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不定期冬講日記(その27)

冬講期間中、正月休みを除いて、週に一日のお休み日(=日曜日)、今回は久々に山辺道を歩いてきました。大神神社から天理駅までのテクテクコース+古墳探索です。

古墳の方は、草木の枯れ具合がイマイチ、マムシが出ない季節になったことがうれしかったことでした。

ホケノ山古墳(箸墓=卑弥呼の墓に多少先行すると言われています)にのぼって、はるかに霞む葛城・金剛、てっぺんだけ見えている二上山、近くに畝傍、耳成、香具山、もう一度遠くに生駒・信貴、矢田丘陵から、至近に箸墓、振り返れば三輪山に龍王山。いつみても良いですね。心が洗われます。

国津神社裏山古墳との兆域界あたりを探っていたのですが、収穫は意外にも茅原大墓(地元では狭穂姫さんのお墓と言われています)にありました。

円筒埴輪の接合部片を拾いました。

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円筒埴輪は武人や馬などの形象埴輪に比べるとはるかに地味ですが、特殊壺・特殊器台といわれるカミ祭り用器具から進化した貴重な遺物です。

造るには粘土の輪っかを作って積み上げていきますので、接合部分が出っ張ったままになります。割れてもこの部分は残りやすいです。

不思議なことに、雨や雪の翌日、遺物に出会うことが多いです。雨や雪が多少なりとも、古墳の封土を流し落としてくれるからでしょうか。

そうこう言っている間に、本年も残すところ三日となりました。一日一日を大切に生きていこうと思います。

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不定期冬講日記(その26)

やはり朝5時に目覚める小生でした。妻と簡単な打ち合わせ、十数人分の朝食準備に取りかかりました。ごはんと一汁一菜、粗食かもしれませんが、健康食でした。

子供たちは6時起床。丘に登って、ラジオ体操。丘から降りて、腹ペコ、朝食。身支度を整えたら、一群は村に一校の小学校へ。一群は村に一校の公立中学校へ。少数ながら隣町の6年一貫校へ。これまた少数ながら高校へ。思い思いに散っていきました。

小生、今日は奈良市にあずかる塾の教室へ。夕方から授業、帰宅は深夜になります。本日、村の施設では、夜の授業を行いません。ここぞとばかりに、野山を駆け回って遊ぶ子供、クラブ活動を思い切りこなしてくる子供、年長者にはお風呂と読書が人気のようです。

明日は、村の施設で夜授業。施設の子供たちは、いつ失神睡眠してもいいように、自室の布団を敷いてから、教材持って教室に登場。通いの生徒と、切磋琢磨します。遅くとも23時までには、皆さん深い眠りに…。

急に場面展開、施設にかかる大きな看板が読めました。「石川数学塾大阪・明日香村研修道場」。どうやら子供たちは、常在合宿!日々泊まり込んでの研鑚中。明日香村の大自然に抱かれ、規則正しい生活を守り、人間力を鍛え、学習成果を上げようとしているようです。

そうこうしているうちに、なぜか明日香村東麓にそびえる多武峰から、オルゴールメロディ「森のくまさん」が聞こえてきました。小生の目覚ましメロディですね。楽しい夢から覚めてしまいました。

しかしながら、夢ははかなく消え去るためにあるわけではありません。むしろ断固として実現するためにあるのです。

いつの日にか「研修道場長」として明日香村の朝を迎えることができるよう、今日もがんばろうと思います。

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