大阪通信 Vol.61 配布開始しました -夏合宿、今年も「約束の地」へ(後編)です

大阪通信 Vol.61 配布開始しました。夏合宿の来し方を振り返り、行く末を案ずる(?)、「夏合宿、今年も「約束の地」へ(後編)」です。

今回も、多少長いですが、blogで全文読めるように致しました。おつきあい賜りますと幸いです。

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平成23年の第4回夏合宿も終わって、ヤレヤレと安堵しておった小生でした。小生、夏合宿の時だけ明日香村に出没するわけではありません。豪雨でなければ、そして、よんどころない事情もなければ、週に一度の長距離歩行を、毎週日曜日にやっております。山辺道か明日香村、どちらかであることが多いです。山辺道なら桜井駅(or三輪駅)から天理駅まで、あっちこっちの古墳にずんずん入っていきますから、土器片や埴輪片をどっさり持って帰ることが多いです。明日香村ならド真ん中の旧飛鳥小学校を起点に、北は大官大寺跡から香具山あたりまで、東(東南)は飛鳥川沿いに石舞台古墳あたりで止めておけばいいものを、稲渕(いなぶち)や栢森(かやのもり)、いわゆる奥飛鳥まで、南はキトラ古墳、西は牽牛子塚古墳や益田岩船まで、山猿のようにウキウキ歩いております。

最近初見参のところでは、5月の連休に栢森の「さらら」さんにお邪魔しました。河瀬直美さんの映画がお好きな方、けっこういらっしゃると思いますが、栢森は『朱花(はねづ)の月』の撮影現場であります。カンヌ映画祭で、その映像美を絶賛された作品ですね。アイスコーヒー1杯だけで、女将さんと延々お話させていただきまして、申し訳なかった限りでしたが、映画冒頭の月が出てきた山とか、さららさんをそのまま使って撮影された栢森の寄合風景、飛鳥川下流の稲渕方面、飛鳥川上坐宇須多岐比賣命神社(あすかのかわかみにいますうすたきひめのみことじんじゃ)での撮影話、といいますか、そもそも日本一長い神社名をスラスラ言ってしまう小生は何者?ってな話、そして他所はさておき、当地・栢森に鎮座まします加夜奈留美命(かやなるみのみこと)と宇須多岐比賣命は姉妹か否か…などなど2時間も話し込んでしまいまして、ご迷惑をおかけいたしました。

こんなふうに楽しみながら、平成24年の第5回夏合宿に向けて、万葉文化館も酒船亭さんも、おもいきり横目に見て歩いていた…はずだったのですが、ある日、ふと気づきましたら、酒船亭さんが無くなっていました。ショックでした。思わず崩れ落ちてしまいました。「真っ白な灰」になった矢吹ジョーのようでした(すごく古いかもしれません)。「立て!立つんだ、ジョー!」と、丹下段平の叫び声が聞こえたきました。「幸せはいつも、手をのばせば掴み取れるくらい、すぐそこまでやってきて、悪戯な微笑を残し、足早に去ってゆく」。記憶にまちがいがなければ、哲学少年だった小生が、若かりしころノートの切れ端に綴った文句です。バーナード・ショウだったか、アンドレ・ビアスだったか、一生懸命読んだ直後でした。

さてさて悲しんでいても、食事が歩いてきてくれるわけではありません。どうしようか?こうしよう!と考えました。酒船亭さんに昼食・夕食お願いしました時も、昼食は麺類中心に酒船亭さんで調理していただいてましたが、夕食は石舞台古墳横のあすか野さんから運んでいただいて、酒船亭さんに並べられていたようでした。それならばあすか野さんに直接行けばよかろうと、うんグッドアイデアと納得した次第です。しかし考えねばならぬことがありました。研修会館さんからあすか野さんまでの距離が、酒船亭さんまでの3倍近く長くなることです。これを食事のたびに行き帰りするのは、かなり大変です。そこで結局、昼食・夕食共に、あすか野さんから運んでもらうことにしました。飛鳥寺の前を通って飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)の鳥居前を向かって右手に来ていただきますと、飛鳥寺前の信号を最悪5分待たねばなりません。これを回避して、大原方面に迂回し、藤原鎌足産湯井の前を降りていただくことにしました。食事完成から10分以内に運んでいただけます。この夏、平成27年第8回夏合宿にも踏襲される食事運搬作戦は、この第5回に完成をみたのでした。

さてなぜ延々と食事のことを書き連ねているのか、そのことを語らねばなりますまい。今夏第8回の合宿にあたって、先日あすか野さんに結集し、食事メニュー検討会をしてきました。あすか野さんに研修会館さんまで運んでいただくようになってから、毎年繰り返してきたことです。今回の参加者は、小生、妻、吉田先生、岡山先生、Q先輩でした。小生、生来出された食事はきれいさっぱり平らげる方でして、食事メニューにあれこれ希望を述べることが少ないのですが、小生を除く皆さんは、例外なく食事奉行を自負される方ばかりです。△日目と×日目のメインメニューを入れかえてみよう、野菜を増やしてみよう、煮物を増やして油ものを減らしてみよう、全体に昼食を増やして夕食を減らそう、残ったご飯をおにぎりにできるように、今年もご飯をたくさんいただこう…など、ひととおりの希望が出そろったあと、甲論乙駁二時間以上にわたって議論が弾みました。

いざ合宿が始まりますと、食事時間は勉強時間のオアシスになります。創意工夫、さらに楽しめる瞬間を造り出そうというわけですね。うんうん、皆さん本当に熱心です。滅私奉公、頭が下がります。

夕食が夕方くらいなのに、就寝が23時、夕食時間が早すぎないかというご意見も頂きます。しかしながら、小生は決して早すぎることはないと考えています。夕食時刻が遅くて胃もたれしてしまいますと寝られませんが、そうでなければ、もし寝られないとしたら昼間に疲れていないだけです。疲労困憊、失神睡眠できるように、しっかり勉強しておきましょう。胃もたれしていますと、朝起きられません。早起きできないと、貴重な早朝の時間を損します。ですから早めの夕食、しっかり睡眠、しっかり早起きで、がんばりましょう。食事は正しい生活のセンターラインを貫いているのですね。

猛烈な勉強には、適度な気分転換も必要です。せっかく風光明媚な明日香村での合宿です。例年通り散歩に出かけましょう。甘樫丘、伝板葺宮跡、飛鳥寺、入鹿首塚、水落遺跡、石神遺跡、飛鳥池工房跡、飛鳥苑池跡、飛鳥坐神社、酒船石、亀型石造物…少し列記しただけでも、もはや数えきれなくなっています。推古天皇が豊浦宮を構えられてから、持統天皇が藤原遷都なさるまで、飛鳥は百年の都でした。大王家に限定せずとも、渡来人の雄・蘇我氏が、はるか悠久の歴史をつむいできました。飛鳥にたたずみますと「輪廻に
裏打たれた宿命こそが歴史の本質である」などと少しかっこいいことも言ってみたくなりますし、ブツブツ言い続けたトドのつまりが、結局いつもフォイエルバッハテーゼ(カール・マルクス、『ドイッチェ・イデオロギー』、「フォイエルバッハに関する十一のテーゼ」)である小生の浅はかさに、地鳴りのような自己嫌悪が湧きおこってきます。「意識が存在を規定するのではない。存在が意識を規定するのだ」。いやはや、いつまでたってもこれで納得とは、小生修行が足りません。

思い直して、お散歩ですね。今夏第8回のお散歩奉行は、吉田先生です。夕食前の腹減らし、猛暑のあとの夕涼み、夕闇に潜む睡魔覆滅、最高の条件がそろったとき、散歩の号令が発せられます。楽しみにしていましょう。

奉行と言いますと、本年も進行状況奉行、健在です。岡山先生が担当されます。一時間に一度、ひっそりと背後に立たれます。しっかりやっていると許されます。エエカゲンかましてますと、ズキっとひとこと刺されます。スケジュールノートを持って、杉浦先生に申し開きに行くよう促されるかもしれません。岡山先生は、姿勢矯正のプロフェッショナルでもいらっしゃいます。少しくらい肩が凝った程度でしたら、バキ!ゴキ!と治されます。別名・藤枝梅安先生とお呼びください。

福島(姉)先生も、ご健在です。医歯薬系の進路選択を希望のかた、厳しく、熱意あふれる、愛情に満ちたアドバイスをお聞きできます。お楽しみになさってください。

井上(大)先生から伝言です。遠く Deutschland の空の下、Universitaet Heidelberg で学ぶため、最後の追い込みをしています。諸君と同じ空の下、同じ地球上でがんばっています。共にがんばりましょう!…いずれ我が国の哲学界をしょって立つ逸材が、いよいよ本格的に始動しようとしています。

そして小生、末席を汚しまして恐縮です。勉強を教えます。しかしそれだけにとどまらず、率先垂範、一生懸命生きる姿を見せます。「小生以上に生きてみろ!」とは言いません。しかし「同じだけ生きてみろ!」と言います。「誰もできないことをやれ!」とは言いません。「現に、目の前に、やっているおじさんを真似せよ!」と言います。

健康不安と言う爆弾を抱えながらの夏合宿10年目、胃カメラが写した写真に、くりかえし胃液に焼かれ、どす黒く変色した小生の食道が写っていました。服薬・切腹を厭わず、天職を全うするつもりですが、不測の事態が無いともいえません。今年伝えられることを、来年に延ばすわけにはいかないかもしれないのです。小生自身が潔く退路を断ち、夏合宿と言う見果てぬ理想に邁進します。小生の背中に、ついていらっしゃい!

ほぼ1ヶ月後、blogに夏講日記を立ち上げます。注目の題名は『留め置かまし 大和魂』。安政の大獄にて、罪無くして処刑された我が心の師・吉田松陰先生の辞世から取らせていただきました。先生のご尊名に恥じぬよう、がんばりぬく所存であります。
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前回からの連載が、今回完結です。もうあと1ヶ月で、今年も夏講ですね。「大和魂」で、やりぬきます。

大阪通信 Vol.61、石川数学塾大阪・学園前教室でも好評配布中です。こちらもご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の 大阪通信 Vol.61も、既に収納してあります。ご覧になってみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

大阪通信 Vol.61 配布開始しました -夏合宿、今年も「約束の地」へ(後編)です

大阪通信 Vol.61 配布開始しました。夏合宿の来し方を振り返り、行く末を案ずる(?)、「夏合宿、今年も「約束の地」へ(後編)」です。

今回も、多少長いですが、blogで全文読めるように致しました。おつきあい賜りますと幸いです。

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平成23年の第4回夏合宿も終わって、ヤレヤレと安堵しておった小生でした。小生、夏合宿の時だけ明日香村に出没するわけではありません。豪雨でなければ、そして、よんどころない事情もなければ、週に一度の長距離歩行を、毎週日曜日にやっております。山辺道か明日香村、どちらかであることが多いです。山辺道なら桜井駅(or三輪駅)から天理駅まで、あっちこっちの古墳にずんずん入っていきますから、土器片や埴輪片をどっさり持って帰ることが多いです。明日香村ならド真ん中の旧飛鳥小学校を起点に、北は大官大寺跡から香具山あたりまで、東(東南)は飛鳥川沿いに石舞台古墳あたりで止めておけばいいものを、稲渕(いなぶち)や栢森(かやのもり)、いわゆる奥飛鳥まで、南はキトラ古墳、西は牽牛子塚古墳や益田岩船まで、山猿のようにウキウキ歩いております。

最近初見参のところでは、5月の連休に栢森の「さらら」さんにお邪魔しました。河瀬直美さんの映画がお好きな方、けっこういらっしゃると思いますが、栢森は『朱花(はねづ)の月』の撮影現場であります。カンヌ映画祭で、その映像美を絶賛された作品ですね。アイスコーヒー1杯だけで、女将さんと延々お話させていただきまして、申し訳なかった限りでしたが、映画冒頭の月が出てきた山とか、さららさんをそのまま使って撮影された栢森の寄合風景、飛鳥川下流の稲渕方面、飛鳥川上坐宇須多岐比賣命神社(あすかのかわかみにいますうすたきひめのみことじんじゃ)での撮影話、といいますか、そもそも日本一長い神社名をスラスラ言ってしまう小生は何者?ってな話、そして他所はさておき、当地・栢森に鎮座まします加夜奈留美命(かやなるみのみこと)と宇須多岐比賣命は姉妹か否か…などなど2時間も話し込んでしまいまして、ご迷惑をおかけいたしました。

こんなふうに楽しみながら、平成24年の第5回夏合宿に向けて、万葉文化館も酒船亭さんも、おもいきり横目に見て歩いていた…はずだったのですが、ある日、ふと気づきましたら、酒船亭さんが無くなっていました。ショックでした。思わず崩れ落ちてしまいました。「真っ白な灰」になった矢吹ジョーのようでした(すごく古いかもしれません)。「立て!立つんだ、ジョー!」と、丹下段平の叫び声が聞こえたきました。「幸せはいつも、手をのばせば掴み取れるくらい、すぐそこまでやってきて、悪戯な微笑を残し、足早に去ってゆく」。記憶にまちがいがなければ、哲学少年だった小生が、若かりしころノートの切れ端に綴った文句です。バーナード・ショウだったか、アンドレ・ビアスだったか、一生懸命読んだ直後でした。

さてさて悲しんでいても、食事が歩いてきてくれるわけではありません。どうしようか?こうしよう!と考えました。酒船亭さんに昼食・夕食お願いしました時も、昼食は麺類中心に酒船亭さんで調理していただいてましたが、夕食は石舞台古墳横のあすか野さんから運んでいただいて、酒船亭さんに並べられていたようでした。それならばあすか野さんに直接行けばよかろうと、うんグッドアイデアと納得した次第です。しかし考えねばならぬことがありました。研修会館さんからあすか野さんまでの距離が、酒船亭さんまでの3倍近く長くなることです。これを食事のたびに行き帰りするのは、かなり大変です。そこで結局、昼食・夕食共に、あすか野さんから運んでもらうことにしました。飛鳥寺の前を通って飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)の鳥居前を向かって右手に来ていただきますと、飛鳥寺前の信号を最悪5分待たねばなりません。これを回避して、大原方面に迂回し、藤原鎌足産湯井の前を降りていただくことにしました。食事完成から10分以内に運んでいただけます。この夏、平成27年第8回夏合宿にも踏襲される食事運搬作戦は、この第5回に完成をみたのでした。

さてなぜ延々と食事のことを書き連ねているのか、そのことを語らねばなりますまい。今夏第8回の合宿にあたって、先日あすか野さんに結集し、食事メニュー検討会をしてきました。あすか野さんに研修会館さんまで運んでいただくようになってから、毎年繰り返してきたことです。今回の参加者は、小生、妻、吉田先生、岡山先生、Q先輩でした。小生、生来出された食事はきれいさっぱり平らげる方でして、食事メニューにあれこれ希望を述べることが少ないのですが、小生を除く皆さんは、例外なく食事奉行を自負される方ばかりです。△日目と×日目のメインメニューを入れかえてみよう、野菜を増やしてみよう、煮物を増やして油ものを減らしてみよう、全体に昼食を増やして夕食を減らそう、残ったご飯をおにぎりにできるように、今年もご飯をたくさんいただこう…など、ひととおりの希望が出そろったあと、甲論乙駁二時間以上にわたって議論が弾みました。

いざ合宿が始まりますと、食事時間は勉強時間のオアシスになります。創意工夫、さらに楽しめる瞬間を造り出そうというわけですね。うんうん、皆さん本当に熱心です。滅私奉公、頭が下がります。

夕食が夕方くらいなのに、就寝が23時、夕食時間が早すぎないかというご意見も頂きます。しかしながら、小生は決して早すぎることはないと考えています。夕食時刻が遅くて胃もたれしてしまいますと寝られませんが、そうでなければ、もし寝られないとしたら昼間に疲れていないだけです。疲労困憊、失神睡眠できるように、しっかり勉強しておきましょう。胃もたれしていますと、朝起きられません。早起きできないと、貴重な早朝の時間を損します。ですから早めの夕食、しっかり睡眠、しっかり早起きで、がんばりましょう。食事は正しい生活のセンターラインを貫いているのですね。

猛烈な勉強には、適度な気分転換も必要です。せっかく風光明媚な明日香村での合宿です。例年通り散歩に出かけましょう。甘樫丘、伝板葺宮跡、飛鳥寺、入鹿首塚、水落遺跡、石神遺跡、飛鳥池工房跡、飛鳥苑池跡、飛鳥坐神社、酒船石、亀型石造物…少し列記しただけでも、もはや数えきれなくなっています。推古天皇が豊浦宮を構えられてから、持統天皇が藤原遷都なさるまで、飛鳥は百年の都でした。大王家に限定せずとも、渡来人の雄・蘇我氏が、はるか悠久の歴史をつむいできました。飛鳥にたたずみますと「輪廻に
裏打たれた宿命こそが歴史の本質である」などと少しかっこいいことも言ってみたくなりますし、ブツブツ言い続けたトドのつまりが、結局いつもフォイエルバッハテーゼ(カール・マルクス、『ドイッチェ・イデオロギー』、「フォイエルバッハに関する十一のテーゼ」)である小生の浅はかさに、地鳴りのような自己嫌悪が湧きおこってきます。「意識が存在を規定するのではない。存在が意識を規定するのだ」。いやはや、いつまでたってもこれで納得とは、小生修行が足りません。

思い直して、お散歩ですね。今夏第8回のお散歩奉行は、吉田先生です。夕食前の腹減らし、猛暑のあとの夕涼み、夕闇に潜む睡魔覆滅、最高の条件がそろったとき、散歩の号令が発せられます。楽しみにしていましょう。

奉行と言いますと、本年も進行状況奉行、健在です。岡山先生が担当されます。一時間に一度、ひっそりと背後に立たれます。しっかりやっていると許されます。エエカゲンかましてますと、ズキっとひとこと刺されます。スケジュールノートを持って、杉浦先生に申し開きに行くよう促されるかもしれません。岡山先生は、姿勢矯正のプロフェッショナルでもいらっしゃいます。少しくらい肩が凝った程度でしたら、バキ!ゴキ!と治されます。別名・藤枝梅安先生とお呼びください。

福島(姉)先生も、ご健在です。医歯薬系の進路選択を希望のかた、厳しく、熱意あふれる、愛情に満ちたアドバイスをお聞きできます。お楽しみになさってください。

井上(大)先生から伝言です。遠く Deutschland の空の下、Universitaet Heidelberg で学ぶため、最後の追い込みをしています。諸君と同じ空の下、同じ地球上でがんばっています。共にがんばりましょう!…いずれ我が国の哲学界をしょって立つ逸材が、いよいよ本格的に始動しようとしています。

そして小生、末席を汚しまして恐縮です。勉強を教えます。しかしそれだけにとどまらず、率先垂範、一生懸命生きる姿を見せます。「小生以上に生きてみろ!」とは言いません。しかし「同じだけ生きてみろ!」と言います。「誰もできないことをやれ!」とは言いません。「現に、目の前に、やっているおじさんを真似せよ!」と言います。

健康不安と言う爆弾を抱えながらの夏合宿10年目、胃カメラが写した写真に、くりかえし胃液に焼かれ、どす黒く変色した小生の食道が写っていました。服薬・切腹を厭わず、天職を全うするつもりですが、不測の事態が無いともいえません。今年伝えられることを、来年に延ばすわけにはいかないかもしれないのです。小生自身が潔く退路を断ち、夏合宿と言う見果てぬ理想に邁進します。小生の背中に、ついていらっしゃい!

ほぼ1ヶ月後、blogに夏講日記を立ち上げます。注目の題名は『留め置かまし 大和魂』。安政の大獄にて、罪無くして処刑された我が心の師・吉田松陰先生の辞世から取らせていただきました。先生のご尊名に恥じぬよう、がんばりぬく所存であります。
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前回からの連載が、今回完結です。もうあと1ヶ月で、今年も夏講ですね。「大和魂」で、やりぬきます。

大阪通信 Vol.61、石川数学塾大阪・学園前教室でも好評配布中です。こちらもご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の 大阪通信 Vol.61も、既に収納してあります。ご覧になってみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

夏期講習案内アップしました!

さわやかな初夏の季節となりましたね。

さて、夏と言えば・・・、そうです!夏期講習です。

案内の作成が完了いたしましたので、
HPで先行して公開いたします。

当塾HPの
季節講習のページ
からダウンロード出来ます。

紙媒体のものは鋭意作成中ですので、
もうしばらくお待ち下さい。

高の原教室 飯尾

定期(中間)テストの振り返りが次への第一歩

こんにちわ。

定期(中間)テストが終盤に近づいていることと思います。または、もう既に幾つかの教科は返却されていたりすのですかね。

毎度のことですが、今回のテストの振り返りがきちんとできないと、次のテストも同じような結果になりますよ。学校の先生はもちろん塾の先生などの協力を得て、テストのやり直し~振り返りをしっかりやりましょう。

その時の観点は次の3つだと思います。

①目標の振り返り(目標の妥当性や難易度が適当であったか?)
②学習計画の振り返り(学習計画は”目標”を達成できるものになっていたか?)
③計画実行の振り返り(学習計画がきちんと実行できたか?)

つぎに、目標達成できた教科のうち良い方から3つ(無ければ1つでも。)、目標達成できなかった教科のうち悪い方から3つ(無ければ1つでも)について振り返ります。

よかった教科と悪かった教科は何が違うのか?
授業での理解度は?この教科に取り組むあなたの意欲は?学習計画での勉強時間は?実際に勉強した時間は?など、思いつくものすべてについて考えてみましょう。

これら目標より悪かった教科は次回のテストでは挽回する教科としてピックアップし、意識的に取り組む時間や回数を増やしていくことが大事になります。

これらのことを繰り返すことでしか、テスト勉強の精度(「定期テストで〇〇点を採るためには、テストまでにどれくらいの時間を投下すればできるという見積」)を上げていけません。

次回こそはと思っているなら、「振り返り」こそが何よりも大事になります。

上本町教室 中土井

大阪通信 Vol.59 配布開始しました -現在読破中!です

大阪通信 Vol.59 配布開始しました。久しぶりに、現在読破中!です。

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現在読破中!です。

ご質問いただきました。「先生、難しい本ばかり読んでいらっしゃいますが、私も難しい本を読まないといけませんか?」。

ご回答いたします。「難しくてもやさしくても結構です。読んでいて楽しい本を読んでください」。

もう一つ、ご質問いただきました。「ご紹介いただいた本を、読んでみよう!と思って、本当に読み始める生徒がいたらうれしいですか?」。

ご回答さしあげます。「正直、うれしくないといったらウソになります。しかしながら、現在読破中!から第一に知っていただきたいことは、本を読むことは楽しいことかもしれないということ、別の言葉でいうと、楽しそうに本を読んでいる人がいるから、真似してみようかな…と思いついてくれたら、先生はこの上なく幸せです」。

ではそろそろ、始めましょう。


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今回は6冊紹介されているようです。

1)稗田阿礼・太安万侶『古事記』岩波文庫(倉野憲司校注)+講談社学術文庫(次田真幸全訳注)

2)近藤義郎『前方後円墳観察への招待』青木書店

3)梅原猛『古典の発見』講談社学術文庫

4)宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫

5)日下雅義『地形から見た歴史 古代景観を復元する』講談社学術文庫

6)鹿野正直『近代日本の民間学』岩波新書

今現在読んでいて「おもしろい!」と思った本だけ紹介していますから、「読書感想文」みたいな堅苦しいところがありません。

が、難しければ難しいほど、「おもしろ」がる性格は、杉浦先生、生まれつきのようです。笑って許してあげてください。

ぜひ一度、読んでみてください。

大阪通信 Vol.59、石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。

]なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の 大阪通信 Vol.59も、既に収納してあります。ご覧になってみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

大阪通信 Vol.58 配布開始しました -博物館に行きましょう!

大阪通信 Vol.58 配布開始しました。いろんな博物館の「春季特別展」報告です。

杉浦先生、ご機嫌のお勧めばかりです(^_^)。

【1】天理大学附属天理参考館「ギリシア考古学の父 シュリーマン -初公開!ティリンス遺跡原画の全貌-」

【2】橿原考古学研究所附属博物館「継体大王とヤマト」

【3】近つ飛鳥博物館「古代出雲とヤマト王権 -神話の国の考古学-」

博物館のボランティア説明員に解説する男(「解説される」ではありません)、いったい何を書いているのでしょうか?

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(…前略)

ハインリッヒ・シュリーマンのスゴイところ…。

1)本名がすごく長い。ドイツ語名で、”Johann Ludwig Heinrich Julius Schliemann”(ヨハン・ルートヴィヒ・ハインリヒ・ユリウス・シュリーマン)と言う。

2)幼少時、半端なく貧乏であった。ギムナジウムの学費が払えずに、退学させられた。

3)それゆえに、当然「学者」ではなかった…が、裕福な「貿易商」として成功した。

4)ホメロスの『イリアス』に感動して、考古学を志した…と信じられてしまうほどに、情熱的なキャラクターであった。

5)気合と根性でトロイア遺跡を発掘できた…と信じられてしまうほどに、エネルギッシュなキャラクターであった。

6)オスマントルコ政府を騙して、恫喝までして、盗人同然に発掘品を国外に持ち出した…とは、およそ信じられないほどに、一見、善意あふれるキャラクターであった。

おおよそここらあたりが、世間一般に認知されている「シュリーマンのスゴイところ」ではなかろうかと思います。

1)~3)は、事実としてホンマにスゴイです。4)~6)は…、

4’)『イリアス』に描かれたトロイアの実在性を前提に考古学的発掘を試みたのが、必ずしもシュリーマンをもって始祖となすわけではないと、既に総括されていますし、

5’)シュリーマンは層位をまちがえており、彼によって「トロイア」と思われた遺跡は、実は1000年違いであったと、今や正しく指摘されていますし、

6’)盗人疑惑に至っては、「シュリーマンさんほどの善人が、まさかそんなことをするはずがない」と、何の根拠もなく一蹴されてしまうところがスゴイです。ちなみに彼が国外に持ち出した財宝の帰属をめぐって、トルコ、ドイツ、ロシアの三国がいまだに喧嘩しておりますです…はい。

ともあれ、そんな具合にスゴイ人なのですが、小生にとってシュリーマンは、もう少し地味にスゴイ人であります。

(後略…)

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ぜひ一度、読んでみてください。

大阪通信 Vol.58、石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の 大阪通信 Vol.58も、既に収納してあります。ご覧になってみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

定期テストに向けて

風清らかな、新緑の眩しい折、気候も良く何をするにも良い時季ですね。

先週は大型連休もあり、趣味やお出かけなど楽しまれた方も多いとは思いますが、
早いところでは今週には定期テストが始まる様ですね。

新学年になって1回目の試験は、頑張って良い成績を修めておくと
この一年、軌道に乗って行く事が出来るので特に大事になって来ます。

当塾では、塾生の皆さんに少しでも良い成績を取ってもらいたいので、
全面的にバックアップいたします。
また、普段取られている科目以外でも、単発での追加申込いただくことも可能です。

お問い合わせは各教室までどうぞ。

高の原教室

学園前教室

上本町教室

枚方教室

大阪通信 Vol.57 配布開始しました -夏セット、お届けします

大阪通信 Vol.57 配布開始しました。「夏セット」と言いますと…

1)大阪通信 Vol.57

2)石川数学塾大阪・学園前教室・中学入試の部屋 夏期講習のご案内(表)

3)石川数学塾大阪・学園前教室・中学入試の部屋 夏期講習のご案内(裏)

4)石川数学塾大阪・学園前教室・大学入試の部屋 夏期講習のご案内(表)

5)石川数学塾大阪・学園前教室・大学入試の部屋 夏期講習のご案内(裏)

6)石川数学塾大阪・学園前教室 夏期合宿のご案内(表)

7)石川数学塾大阪・学園前教室 夏期合宿のご案内(裏)

…ですね。2)~7)は、石川数学塾大阪のHP・季節講習のページに載るまでの暫定公開です。

今号の大阪通信は、夏期講習に向かうための檄文といったもののようです。少し覗いてみましょう。

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【お勧めの夏】

まず夏合宿に行く決意を固めましょう。ガレージベンチャーだったころから「中学入試の」山小屋と呼ばれていますが、今や小学校低学年から社会人まで、勉強するんだという固い意志さえあれば誰でも参加できます。普段の通常授業では、受講曜日や受講頻度の違いから、なかなか共に学べない同輩や先輩とも、時空を共有して切磋琢磨できます。卒業生がスタッフとして参加し、貴重な体験談、人生論、受験論を語ってくれます。後輩たちが、あなたをお手本にしています。だからいやがおうにも、気合が入りますね。規則正しい生活と集中力あふれる勉強によって、よしんば乱れた夏休み前半を過ごしていたとしても、正しく気づき・直し、多くは前半戦の苦労が報われる喜びに沸き、まちがっても後半戦を無為に過ごすことがない、そんなゲートポジションだと考えてください。

決意が固まったら、スケジュールノート(黄色)の見開き1ページに、合宿4日間の予定をびっちり書き込みましょう。気合十分なら1マス1ページ、百歩譲っても1マスに大問1問です。さて、ここで深呼吸。手元に書きなぐったスケジュールノートを見てください。これが今あなたが、「夏休みにやってしまいたい」と思っていることのすべてです。なんでもかんでも「合宿任せ」は良くないですね。合宿に行ったからって、一日が48時間になるわけではないからです。夏休みが合宿だけで潰れるわけでもありませんし。要するに「夏休みにやってしまいたい」ことを、まんべんなくバラけてほしいのです。

夏休みは長いです。7月13日(月)から8月31日(月)まで、ほぼ7週間あります。合宿は、このうちの三泊四日でしかありません。バラけているうちに気づくと思いますが、長期休暇中は原則的に学校休業ですから(クラブ活動などの例外もあります)、通常授業以外にも勉強の機会を増やせますね。いや、増やしたくなりますね。もしかすると、増やさざるを得ませんね。思い立ったが吉日、「スケジュール&お申込用紙」の講習授業に、チェックを入れてしまいましょう。こうすれば自然と有意義な夏休みを過ごせます。勝利の女神は、克己(こっき)するものに微笑むのです。

【ヘビーユーザー割引・毎日必ず登場プラン】

部屋・小部屋・割込を問わず、毎日1回ずつ相当以上のご予定(合計39回以上、特別講義含まず)+合宿をお考えの皆さん。

合宿費用を除く、部屋・小部屋・割込の合計費用を3%減額いたします。

【ヘビーユーザー割引・毎日AM/PMプラン】

部屋・小部屋・割込を問わず、毎日2回ずつ相当以上のご予定(合計78回以上、特別講義含まず)+合宿をお考えの皆さん。

合宿費用を除く、部屋・小部屋・割込の合計費用を5%減額いたします。

【ヘビーユーザー割引・毎日朝から晩までプラン】

部屋・小部屋・割込を問わず、毎日3回ずつ相当以上のご予定(合計117回以上、特別講義含まず)+合宿をお考えの皆さん。

合宿費用を除く、部屋・小部屋・割込の合計費用を8%減額いたします。

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なるほど、読んだら得するような気がしてきました。いや、読まないと損するような気がしてきました。

大阪通信 Vol.57、石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の 大阪通信 Vol.57も、既に収納してあります。ご覧になってみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦

HP更新速報

こんにちは。石川数学塾大阪・ネット広報担当の杉浦です。

HP5月改変、完了しました。

1.学園前教室関係

1)教室案内のページの教室写真を更新しました。

2)教室案内のページの案内文に、季節スタッフ紹介を追加しました。

3)コマ表・料金表ページのスケジュール表を修正しました。

2.高の原教室関係

1)教室案内のページの案内文を、一部書き換えました。

2)携帯用のページを更新しました。

3.上本町教室関係

1)教室案内のページの地図の説明文を、一部書き換えました。

4.枚方教室関係

1)コマ表・料金表のページの英語授業のご案内を更新しました。

石川数学塾大阪
ネット広報担当

杉浦 功

楽しいG.Wの後は…。

G.Wはいかがお過ごしでしたか?今年は本当にお天気にも恵まれて、これぞ“行楽日和”っていう感じでしたね。きっとさまざまなイベントやレジャーを満喫されたことでしょう。

 

前回のブログでも触れたのですが、楽しいG.Wが終わると中間テストまで概ね23週間といったところでしょうか?

 

本年度最初のテストということもあり、ここはしっかり結果残したいところですよね。

 

特に、新中1や新高1(一貫校は除く)のみなさんはテストの範囲もそれほど多くないので、“しっかり”取り組みさえすれば思い通りのスコアをたたき出すことも夢ではありませんね。

 

そこで今回は特別にこのブログをご覧の方を対象に「日曜特別講習」の参加を受付いたします。日程・時間などは下記の通りです。

 

開催日…5/10()17()24()

時 間…10001500の間で2時間、4時間、通しのいずれか。

場 所…石川数学塾大阪 上本町教室

 

※定期テスト対策日曜特別講習につきましては、当該学年ではなくテスト対策の内容範囲に依る料金設定となります。

※教科・内容に依りまして、授業の最少開催人数を設定いたします。また参加人数に依りましては参加時間帯の調整を行うことがありますので、予めご了承ください。

 

尚、受講料などにつきましては、直接上本町教室の方にお問い合わせください。

 

みなさんのご参加をお待ちしています。

上本町教室 中土井