夏講日記(その27)-「閻魔大王」から激励のメッセージ-

閻魔大王から杉浦に、激励のメッセージが届きました。

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拝啓 杉浦先生

今年も夏合宿、ご苦労様。準備にたっぷり数か月、毎日曜に明日香村、突入したら(ほとんど)不眠不休、高らかにアジテーション、しかしながら精緻な運営、クライマックス・メインイベントに閻魔登場、心にくい演出、本当にありがとう。

「感動は生まれるものと違う、造り出すものだ」。我が国始まりの地=飛鳥に、再び集う盟約が、自らを鍛え、入試を勝ち抜き、解脱・涅槃を目指すモチベーションだと…諒解した。さもありなん。

「非日常的理想は、日常的現実抜きに造られ得ない」。寝室の隣が教室で、食堂まで歩いて3秒、お風呂まで歩いて10秒。なるほど、ありえないほどの理想三昧。しかし三食キッチリ食う。目覚ましに体操する。気分転換に散歩する。純粋培養とほど遠い現実に立脚してこそ、真の集中力だと…諒解した。合宿後に役立つ毎日だな。

「人格的薫陶無しに、学力無し」。厳しくもあたたかい卒業生スタッフを見るにつけ、おぬしの努力を知る思いだ。教育とは人間を変えること、人間が変わって学力が変わること、学力が変わって善く生きることだと…諒解した。良い弟子を持ったな。

来週には明日香村の関係先にあいさつ回り、来期に向けて体力増強トレーニングだそうだな。修行僧のようだと…止めても聞かないだろうな、おぬしのことだからな。

閻魔がおぬしを助けはじめて6年経ったな。一年ごとに、生徒の成長が楽しみだ。もう1年、生徒を鍛えよ。来年も、おぬしとおぬしの生徒に会えることを楽しみにしておるぞ。体をいとえ。そして大いに働け。がむしゃらにな。

敬具

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

夏講日記(その26)-行ってまいります!-

石川数学塾大阪・学園前教室主催の夏期合宿、一年で最も暑いお盆の期間中、奈良県で最も暑い明日香村に、今年も多数のご結集、誠にありがとうございます。

皆さまの合宿にかける思いがかなうよう、すばらしい合宿だったといつまでも記憶の片隅に残していただけるよう、スタッフ一同、身命を賭してがんばって参ります。

それでは、行ってまいります!

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

夏講日記(その25)-今も裁き続ける「閻魔大王」からのメッセージ-

閻魔大王から連絡来たん、数年前やったかな。

杉浦くん、合宿ご苦労さん、お盆の最中、仕事も暇やし、手伝ったるわ…と。

そりゃあ、ありがたい!渡りに船っと、合宿最終日の総括、お願いしたわけや。

閻魔様といえば、冥界三十五日目の裁判官(四十九日目やありまへん)、泣く子も黙る仕置き人。

生徒もビビッて、がんばることやろうってことでんな。

最終日の午前を任せて四年になるけど、なかなかええ味出してくれとる。

「おのれ、どおゆうつもりじゃあ?」

あらら、また生徒泣かしとる…と思いきや、叱っとんのとちゃうねんな。

「こんなに、がんばったん、生まれて初めてやろ。偉い!」

なるほど、うれし泣きやったんや。たしかに誉められて泣いたん、生まれて初めてやろな。

さすが閻魔、義理人情に厚いやん。脱帽やね。

それでも、マジに叱られた奴もおった。

「もお2、3日、明日香村から出んでええで。」

これならまだしも、ホンマに飛鳥駅のベンチで勉強させられた生徒がおった。

良いことも、悪いことも、がんばったことも、サボったことも、閻魔がみんな見てるで。

正直に、やりきりや。

そうそう、閻魔さん、杉浦先生に化けるんがうまいんや。

楽しみに頑張りや。
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初めて聞くのに、おもしろく、初めて見るのに、懐かしい。

夏合宿四日目、狂瀾怒濤の閻魔劇場、開幕まで今年もあと一週間です。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

夏講日記(その24)-今も闘い続ける「おじさん」からのメッセージ-

おじさんは既に「合宿ユニフォーム」で、夜の授業を行っている。Tシャツと半ズボン、機動性と通気性に優れた定番の仕事着だ。

今年もおじさんの雄叫びが聞こえてくる時期となった。雄叫びは遠吠えとなって、学園前教室に響き渡る。

さあ、耳をすましてみよう。ほら、聞こえてきただろう。

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合宿貫徹!闘争勝利!-今も闘い続ける「おじさん」からのメッセージ-

いよいよ夏期講習も、後半戦に突入する。合宿は後半の初戦である。まずは一勝、見事に克ち取ろう!

「戦争の時代」に生まれ、「戦争しか知らずに育った」世代を代表して、おじさんからの熱いメッセージだ!

合宿貫徹十か条。ゆめゆめ忘れることなかれ!

合宿所まで歩くことが、第一の闘いである。焦らなくてもよい。しかし、きっちり目を覚ませ!

勉強し続けることが、第二の闘いである。空回りしてはならぬ。地に足をつけて、ゴリゴリ進むのだ!

適度に休憩することが、第三の闘いである。休憩は爆発力を生むためにある!

自分のことは自分ですることが、第四の闘いである。人を頼るな、人のせいにするな。喜びも悲しみも、ただ君のためだけにしかないのだ!

疲れを癒すことが、第五の闘いである。大いに食って、湯あみせよ。生きる気力が湧いてくるぞ!

しっかり寝ることが、第六の闘いである。ぼっとした寝不足野郎は、勝利の女神から見放されるのだ!

早起きすることが、第七の闘いである。朝の一秒は、夜の一秒を以っては購えぬ。目覚めよ、さらば救われん!

おじさんと闘うことが、第八の闘いである。老闘士に引退の花道を。若き血潮のみが、それを為すのだ!

先輩に学ぶことが、第九の闘いである。偉大なる神を崇め、そして乗り越えよ。未来は若者のためにあるのだ!

閻魔を蹴散らすことが、最後の闘いである。多言を要すまい。全能の審判官に、己の生きざまを認めさせるのだ。勝利は君たちのものである!

合宿通算8回目、飛鳥に移って6回目、合宿は例年通り巨大な火の玉と化すであろう!おじさんは、先頭きって駆け抜けるぞ!諸君、遅れずに、ついてくるのだ!!!
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石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

夏講日記(その23)-留め置かまし 大和魂-

「忘れたくても、忘れられない瞬間」が、確かにあります。多くの場合、うれしい瞬間です。

夏講を始めてから、何度かその瞬間に出くわしました。

傍目(はため)に見ますと、何を喜んでいるのか理解不能かもしれません。奇妙な光景に見えるかもしれません。

ありていに言いまして、その瞬間に、小生は多くの「目」に射抜かれているような錯覚を覚えるのです。

どんな「目」かと言いますと、解かろうとすることに没入し、解こうとすることに耽溺(たんでき)し、まるで一点を射抜こうとするかのように、焦点が定められた「目」です。

少なくとも一日に一回、この「目」にさせることが、モノを教える人間の役割だと、小生考えています。

何かのはずみに、眼前の生徒たち全員に、この「目」が備わることがあります。その迫力たるや、みなさんの想像に余りあるものです。

「目」の群集を人工的に作り出せないものか?…と、考えたことがあります。気合を入れてみたり、恐い顔をして問題を解いてみたり、いろいろやってみましたが、伝染病のように感染させることも、ドミノ倒しのように次々出現させることも、結局できませんでした。

もっともっと微妙な、小さな小さな偶然が、見事に整合した時、一分一秒たりとも、誰一人として真剣このうえない「目」たちと相対し、小生教育者冥利に尽きる、無上の喜びを感じることができるのだと思います。

今日また会えたから、明日もきっと会えるだろう。がんばったら、きっと会えるにちがいない。

そう思って明くる日を迎え、若草山に昇る朝日を拝すとき、喜びと感謝に満ち溢れます。

本日がすばらしい一日でありますように!

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

夏講日記(その22)-留め置かまし 大和魂-

小生、他に類をみない授業スタイルを貫くことがあります。ゆえあってのことです。

解説用ノートに書く算数の「解説」を、敢えて「お手本」と呼びます。「お手本」は、真似するためにあります。

「学ぶ」とは、「真似ぶ」が転じた言葉です。勉強はお手本を「真似」することから始めるのです。

一転「国語」を講じるときには、まず書かせます。

「朝起きて、なんて挨拶する?おはよう…か?Good Morning…か?Guten Morgen…か?」

「おはよう…だったら、四の五の泣きごと言わんと、とにかく書け。しょせん日本語じゃ!」

まず書いて、コテンパンに直されて、初めて書くことの苦しさを知り、辛さを知り、文句言われへん解答を編み出そうとし始めます。

「しょせん日本語」に、お手本は不要です。必要なものは、鉛筆と利き手と、そして蛮勇です。

睡魔に行く手を阻まれた時、「潔く!」と、ぶっきらぼうに言われます。

「潔く」することといったら、椅子を取って膝立ちになるか、机の上に正座するか、切腹するか…どれか一つですね。

ほとんどの皆さんが、椅子を取って痛みに耐え、睡魔を粉砕します。

何時なんどきにも、不審者情報メールとお天気速報に目を光らせます。

生徒の通塾ルートに不審者、通塾時刻にゲリラ雷雨などなど、リアルタイムに還元します。

マナーモードが多少震えすぎてやかましいガラケーですが、おおいに役に立っております。

「常識」的にしか教えられない教場を「教室」とは言いません。

「常識」を教えるだけの授業は、本当の授業ではありません。

必要なものが、必要な時に、必要に応じて、自由に飛び出してくる、非常識な空間を、小生敢えて求め続けていきます。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

夏講日記(その21)-留め置かまし 大和魂-

「先生!ブログ、読んでます!」と、ありがたいお言葉をいただくことが多々あります。

アクセス管理させていただいていますので、きっとあのIPに違いないとか、もしかするとこのアドレスの…とか、いろいろ想像が膨らみます。

実際にお会いしたことが無いかもしれない常連さんにも、たくさんアクセスしていただいております。やはり、いろいろ想像が膨らんでしまいます。

小生が主として書いておりますのは、授業記録、教育論、テクテク日記、読書記録、古代学…などです。

通常授業期間には「大阪通信」、講習授業期間や合宿期間には「講習日記」を書いています。

毎週月曜日、公開直後の大阪通信を、必ずお読みいただく常連さんがいらっしゃいます。

こんなに熱心にお読みいただき、執筆者冥利に尽きるというものです。

ジャンルを問わずに、読んでいただいています。朝・昼・晩を問わずに、公開直後にご覧いただいております。

期待してお待ちいただいていると、思えば思うほどうれしくなってきます。

講習日記を一週間程度ためて、読んでいただいているかたがいます。

執筆順に読んでいただいているわけでもありません。同一記事に何度か戻るように、ジグザグにお読みいただいています。

たまってしまうのでしょうか、敢えてためていらっしゃるのでしょうか。

約二時間も行ったり来たりされて、何度も戻って読まれるのは決まって教育論です。

ご熱心さに、頭が下がる思いです。

おそらく、まだお目にかかったことがないブログ購読者の皆さん、メッセージお待ちいたしております。

我々のブログは、ご投稿大歓迎です。

学園前教室のメールアドレス(gakuenmae@ishikawasugakujuku.jpまで、お送りください。楽しみにしています。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

【夏期講習】高の原教室お盆期間特別開講日について

夏期講習のご参加誠にありがとうございます。

今回は、高の原教室のお盆期間の特別開講日のご案内をさせていただきます。

日 程:2015年8月12日(水)、13日(木)、14日(金)

時 間:いずれの日程も、10:00~12:30、13:30~16:00

費 用:小学生 3450円/1コマ(2.5時間) 
     中学生 3650円/1コマ(2.5時間) 
     高校生 3950円/1コマ(2.5時間) 

現在、12日(水)13:30~16:00、14日(金)13:30~16:00
の時間帯は定員に達しましたので、締め切らせていただきました。

それ以外の時間帯は空きがございます。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

高の原教室 飯尾