夏期合宿写真集を公開しました。
中入倉庫にてご覧ください。
大型の台風15号が、強い勢力を保ったまま日本の南の海上を北上してきています。
石川数学塾大阪では、授業時の安全を確保する目的から、弊塾「入塾規約」第11条を援用し、授業の休止措置を取り決めております。
ご確認いただきますよう、お願い申し上げます。
1)午前の講習授業開始の2時間前(午前8時)時点で、教室所在地の気象エリアに、暴風警報および大雨警報が発令され解除されていない場合、または特別警報が発令されている場合、午前の講習授業を休止します。当該諸警報が午前の講習授業終了時刻までに解除されても、授業は行いません。また午前の講習授業開始の2時間前から、午前の講習授業終了時刻までに当該諸警報が発令された場合は、即刻教室を閉鎖し、生徒の皆さんには可能な限り安全にご帰宅いただきます。
2)午後の講習授業開始の2時間前(午前11時30分)時点で、教室所在地の気象エリアに、暴風警報および大雨警報が発令され解除されていない場合、または特別警報が発令されている場合、午後の講習授業を休止します。当該諸警報が午後の講習授業終了時刻までに解除されても、授業は行いません。また午後の講習授業開始の2時間前から、午後の講習授業終了時刻までに当該諸警報が発令された場合は、即刻教室を閉鎖し、生徒の皆さんには可能な限り安全にご帰宅いただきます。
3)通常授業・初講開始の2時間前(午後3時)時点で、教室所在地の気象エリアに、暴風警報および大雨警報が発令され解除されていない場合、または特別警報が発令されている場合、通常授業を休止します。当該諸警報が通常授業終了時刻までに解除されても、授業は行いません。また通常授業開始の2時間前から、通常授業終了時刻までに当該諸警報が発令された場合は、即刻教室を閉鎖し、生徒の皆さんには可能な限り安全にご帰宅いただきます。
ご不明な点は、各教室長にお問い合わせください。よろしくお願い申し上げます。
石川数学塾大阪
ネット統括・杉浦
とある発掘現場を、ふらりと訪れました。
日曜日なのに、発掘たけなわの観。お聞きするに、日程が押してて、休日出勤とのこと。ご苦労様です。
「池」を発掘されているものと思っていましたが、立派な柱穴が何個もあいておりました。
これまたお聞きするに、周辺施設とのこと。
「池」の想像図が、何枚も書かれてきた地域です。周堤に施設とは?…思い当たりません。
発掘現場が見えてしまうから、見るのはOK、しかし、写真はNGとのこと。
7世紀ですかね?と、小生の問いかけに、「須恵器のカケラからだけでは何とも…」と、悪戯っぽい笑いの主任発掘員さん。
翻訳しますと「斉明朝、苑池を臨む迎賓館、正式発表まで待ってね」…です(妙な自信を持って)!
ウォーキングの途中に、キツネと狸の化かしあい。楽しい楽しい化かしあいでした。
夏講受講生とモーニングメールをやり取りしております。朝5時に小生が送ります。しばらくして、返信が来ます。
本日は多少早めの4時45分に送りました。返信がありませんでした。
午前10開始の授業に、ギリギリ飛び込んできた受講生が、息せき切って叫びました。
「すいません!二度寝してしまいました!」
どうやらいったん起きながらも、返信画面を打ちながら、再び寝入ってしまったそうです。
「二度寝しない方法がありましたら、教えてください!」
受講生は哀願口調になって叫び続けておりました。
ようこそ!杉浦商会へ!受験に役立つグッズ各種、お取扱いさせていただいております。
受講生君には、やはり「朝必ず起きるベッド」でしょうか。
設定時間になりましたら、強力リクライニングが作動します。頂角40度の二等辺三角形まで跳ね上がったかと思いきや、谷底かと思うほどに窪みます。
どうですか?寝続けられるものでしたら、寝続けてみなさい!
受講生君がボソボソと、言葉を足し始めました。
「実は不眠なんです。コロッと寝ることができたら、朝の目覚めもいいはずなんですけど…。」
お任せください!杉浦商会に!寝つきの悪いあなたにこそ、その名も「失神睡眠マシーン」をどうぞ。
おめめパッチリ覚醒脳波を、強力電磁波で粉砕し、心地よい(と感じざるを得ない)深い眠りに誘います。
なお、このグッズの睡眠導入効果には、個人差があります。グッズ任せにせずに、規則正しい生活と自然な眠りを心がけてください。
我が心の師・吉田松陰先生も、幼いころからマンツーマンに鍛えられた叔父・玉木文之進に「居眠り抑制机」をあてがわれたそうです。
なんと、松陰先生が勉強中に睡魔に襲われ、顔を突っ伏してしまいそうなあたりに、小刀の刃が生えているというものでした。
先生が予定通り突っ伏しますと、額をナイフが貫くわけですね。
こんな濃~い話題から始まりました本日です。
語り合っていました本人たちの共通理解としまして、真贋取り混ぜた軽いジャブ程度のものです。
100%真に受けないよう、お願いいたします。
長いトンネルの出口が見えかかったころに、事故る車が多いそうです。夏期講習も第四コーナー回ったとこらあたりから、細心の注意を払って飛ばしていきたいものです。
長期休暇の講習期間に入りますと、ほぼ朝から晩まで、ず~っと授業をしていますから、なかなか懇談時間を取れません。「どうしても、急ぎで!」とおっしゃる方には、いちおう設定だけはしてある昼休みや、ほとんど名目だけとなっている夕休みに、お話しさせていただいております。
やはりゆっくりお話ししたいものですから、土曜日の夕刻授業後に懇談設定させていただくことが多いです。最近ではこの時間帯も、ほぼ埋まっておりまして、全件の約6割が新規入塾を前提とされた三者面談です。
授業の曜日設定や時間設定、年間スケジュール、進めかた、規約事項や引き落し口座の設定など、ひととおりお話しすべきはお話しいたしまして、さてそれ以外のやりとりです。
こんなパターンが、すごく多いです。
(お子さんに…)
「将来、どうしたいですか。何の仕事がしたい!でも、どんな人になりたい!でも良いです。」
(お子さんが…)
「○○の仕事に就きたいです。」
(ご父母に…)
「ご家族のご理解は、おありですよね。」
(ご父母が…)
「もちろんです。やりたいことをやってくれれば、それでいいです。」
ここまでは、まさに大団円。丸く収まっておりますが、必ず少しモーションかけてみることにしています。
(お子さんに…)
「得意教科の按配をみますと、本当に就きたい仕事は○○以外のところにあるのではないかと勘繰ってしまいます。仕事のミスマッチは一生もんですからね。本当にしっかり考えてみたのですか?つらい勉強にも耐えられますか?」
(お子さんが…)
「そう言われてみると、早計で浅はかだったかもしれません。とりあえず稼げる仕事に就いて、趣味は余暇でと考えていました。困りました。よくわからなくなってきました。どうしたら良いのでしょう。」
(お子さんに…)
「目の前にいます男の仕事はどうでしょう?ずばり、塾の先生です!」
(ご父母が…)
「子供には、安定した仕事に就いてもらいたいと思っています。」
(いかにも不安定な貧乏神チックな小生から、ご両人に…)
「それでは、私が引退翌日から速攻始める仕事を!ずばり、考古学者です!大地と共に生きましょう!」
(ご父母が…)
「いえ、失礼ながら、できればまともに生活できる仕事を…。」
(いつまでたっても夢ばかり食べているバクのような小生から、ご両人に…)
「了解しました。それでは、私が今すぐにでも引退して、即刻始めたい仕事を!お百姓です!やはり大地は素晴らしいです!」
皆さんア然とされたまま、開いた口がふさがらない状態になります。
「好きこそものの上手と、ご承知おきください。まさに好き好きは、人それぞれ。何ら強制すべきものではありませんが、一所懸命、一意専心がんばりますうちに、卓抜するものかもしれません。教室から道路挟んで、向かいの駐車場をご覧ください。我が国を代表するスポーツカーが留まっております。ご覧いただけますか?」
「僭越ながら、小生の愛車でございます。根っから貧乏でしたら、およそ一生涯、手が届きますまい。決して裕福でもございませんが、人はパンのみにて生くるにあらず。大地と共に生きることが、小生彷徨の後にたどりついた哲学であり、至宝であります。」
「人生いたるところに青山ありと申します。あれこれの既成概念にとらわれず、まだまだ冒険してみてよろしい年頃だと思われませんか?」
何を申し上げたかったか、おわかりいただけましたでしょうか。心に根差す思いは、簡単に揺らぎようがありません。付け焼刃や聞きかじりは、結局役に立ちません。
若い頃に突拍子もないことを考え出すのは、若者の特権です。頭脳が大海原に漕ぎ出されることを、お勧めしたいと思います。
長い長い夏休みの出口がもうすぐそこに見えてきたころ、多くの皆さんを悩ませるものは、ホッタラカシの夏休み課題でしょう。
その中でも特に、急いでやろうと思えば思うほど、どこから手をつけてよいのか悩むばかりで、一種のパニック状態に陥るものが「日記」と「自由研究」だと思います。
とにかく二か月ほど前まで思い出しさえすれば「日記」は書けるとして、「自由研究」は手ごわいです。
常日頃の勉強に「自由研究」という教科はありませんし、入試科目にもありません。「困った…、困った…」と汗を拭いている間に、時間だけが過ぎていきます。
そこで急がば廻っていただきましょう。「自由研究」という課題を出した先生方は、いったい何を期待していらっしゃるのでしょうか。
こんな誤解があります。先生は課題プリントをつくるのが面倒くさかったから「自由研究」にしてしまった、恐ろしく詳しく突っ込んだ「研究」をした者が、高く評価されるのだ…と。
なかには誤解を地で行くような先生もいらっしゃいますから、話がややこしくなっていけません。しかしながら、誤解はしょせん誤解です。
「自由研究」を正しく把握しておられる本格的な先生方は、何を隠そう、「研究」を支える問題意識を評価しようとしておられるのです。
普段やっている勉強とは異質な次元の課題であるからこそ、普段の勉強からは見えてこない、換言すれば、勉強の陰に隠れてしまって、正面から測りえない情念を読み取れるのです。
およそ勉強なるものは、知らなかったら覚えて、わからなかったら理解して、テストに出たら正しく答えて…、これで二重丸ですね。勉強はこれで十分です。
ところが勉強すべき諸項目を、次から次へと解き明かして、きっちり用立ててくれる営みこそが「研究」です。「研究」の地平が、およそ勉強と同じであろうはずがありませんよね。
優劣や上下の問題ではありません。「研究」には「研究」なりの問題意識と方法論が準備されるべきだと言っているのです。
勉強するときには、知らないことをすぐに覚えます。しかし一歩「研究」に踏み込みましたら、まず調べます。調べようとする問題意識は、すでに勉強のそれを凌駕するものです。
調べたら吟味します。正邪の判断をつけるのですね。このレベルも、もう一段上です。かつて一度でも正しく理解されたことがある課題でしたら、これで終了です。ところが、すべからく正しくなかったら?ここからが「研究」者の出番です。
「研究」者は正しいことを正しいと主張するための論文を書き、有史以来初めて、正しいことを正しいと世間に知らしめるのです。
この行動を支えるものこそが、究極の問題意識なのですよ。
「自由研究」という課題は、この問題意識が既に芽生えているのかどうか…を、鋭く問うものなのです。
研究テーマを設定してくれないと「研究」できないとか、何を「研究」していいのかわからないとか、あまりに貧弱な困り方をしているあなた、それはあなたの日常普段の問題意識が、あまりに貧弱な証左なのです。
大業なことでなくて結構です。これは!という疑問が湧いたら、調べてみる、考えてみる、まとめてみる…このことを心がけるだけで、長期休暇の自由研究が魔法のように苦痛でなくなります。
「ウソかもしれない(笑)」と思っているあなた、是非ともだまされたと思って、一度やってみてください。
あなたはきっと、近い将来、私に感謝することになるでしょう。感謝の言葉を、お待ち申し上げます。
授業のやり方に悩んでいた頃がありました。若かりし頃のことです。
とにかく一生懸命教えていました。一生懸命教えれば、「必ず定着する」と信じていました。
どう教えればわかりやすいか、掘り下げて考えました。少しでもわかりやすい解説を、編み出そうとしました。
教える技術が教えることのすべてだと、何の根拠もなく盲信しておりました。寸分の疑いもなく…です。
事実に叩きのめされました。
一生懸命教えれば教えるほどに、わかりやすく教えれば教えるほどに、講義術に磨きをかければかけるほどに、生徒の偏差値が下がっていきました。
何でだろう?…と、日夜悩みました。何でなのか、わかりませんでした。
諦めかけたときに、思いつきました。自己パフォーマンスに執着することを止め、生徒たちを凝視・観察してみよう。
驚きました。
一生懸命教えれば教えるほどに、わかりやすく教えれば教えるほどに、講義術に磨きをかければかけるほどに、傍観者となり果てた生徒たちが、教室にいました。「解説、おみごと、ごもっとも。けれど、僕らには無関係」と、冷ややかに宙をさまよう視線がありました。
小生は大事なことを忘れていました。
一生懸命教えてほしいと熱望する生徒に、一生懸命教えてこそ、わかりやすく教えてくれることを渇望する生徒に、わかりやすく教えてこそ、磨かれた講義術に刮目し、その素晴らしさを知る生徒にこそ、洗練された授業の価値があるのだということを。
小生は教えすぎることを止めました。教えないわけでは…ありません。
教えないわけではありませんが、教えてほしいと叫ばんばかりの様子を確認してから、教えるようになりました。
様子がなければ…はい、一番大切なことですから、あやふやにしなくなりました。
雰囲気を醸しだすまで、諭します。時間がかかっても、省略しません。
若い頃悩んでおいて良かったと、つくずく感じます。
小生に試練を与え給うた神が、もしいらっしゃるのなら、あらん限りの感謝を奉げたいと思います。ありがとうございました。
急に寂しくなって、悲しくなって、さめざめと泣けてくることがあります。一年に一度、必ずあります。
夏合宿最終日、正午ごろに研修会館さんを出発し、初日の集合場所、橿原神宮駅東口まで歩きます。
水分補給したり、木かげで休んだり、ゲリラ雷雨と戦ったりしながら、意気揚々と引き揚げます。
改札口に引き込まれる生徒を見送り、お迎えの車に乗り込む生徒に檄を飛ばし、ご父母と親しくお話し申し上げ、いよいよ誰もいなくなったとき、さまざまなことが頭をよぎります。
毎年真っ先に思いを致すのは、遅くとも合宿最終日の早朝までに感じた秋の風です。
合宿の熱気にほだされているうちは、「夏が終わるはずがない」、「秋になるはずがない」と、固く信じています。
誰もいなくなって、いよいよ冷静に風を感じざるをえなくなったとき、秋がそこまで来ていることに驚きを禁じえません。
何とも言えない違和感に、思わずボ~っとしていると、合宿の一場面一場面が、スクリーンショットのように、浮かんでは消えていきます。
切り出されたどの映像にも、真剣そのものな生徒たちの顔が焼きついています。
最後に大映しになりますところ、コーナーポストに置かれた椅子に、ヘタレ込むように座っている「矢吹ジョー」…にあらず、「ジョー」のように、真っ白な灰になってしまったかのような、小生自身であります。
「立て!立つんだ!オレ~!」
丹下段平に気合いを入れてもらうしかないと、思うか思わないかの刹那、スローモーションのように歩き出す小生がいます。
なんだかわからないですが、つい先ほどまで教室で演じていた閻魔大王の雄々しさなど微塵もなくなり、あふれる涙をぬぐっております。
ここ数年は、卒業生スタッフが小生を心配して、道中つきそってくれるようになりました。
時の流れが小生を、ずいぶん優しい男にしてしまったのかもしれません。
いかに優しくなろうとも、夏合宿という、あの灼熱のるつぼに、わが身を預けたいという、燃える想いに変わりはありません。
小生、早くも来合宿を期して、体力作りを再開します。
いかに苦しくても、どれだけ悲しくても、他に代えがたい頂点を、もう一度制圧するために。
お盆が過ぎて、夏休みも残り僅か。宿題のやり残しや課題考査に向けて、一気にラストスパートに突入といった感じですかね?
甲子園では久しぶりにスターが登場し盛り上がっているようですが、石川数学塾大阪の各教室も熱く解り安い指導で残りの講習を盛り上げていきますので、「今からじゃ間に合わない」とか「いろいろ忙しい」とかできない理由ばかり並べていないでやるべき事をやりきりましょう。
石川数学塾大阪の夏期講習は通常授業と同じく、生徒一人ひとりの習熟度やスケジュールに合わせて、カリキュラムの内容や受講の日時・回数が決められます。
ですからきっと、あなたに合うスケジュールが見つけられると思いますよ。
みなさんのご参加をお待ちしています。
学園前夏講日記「留め置かまし 大和魂 -その27-」、合宿直後特別編にて公開中です。