諭す-春講日記(24)

卒業生たちに聞きますと「杉浦部屋」は、伝統的にバイオレントな装いだったそうです。

「なんで、イスが空中を飛んでいるのかと思いました(笑)」。

古き良き伝統から離れ、小生最近はもっぱら諭しております。

「勉強?…せんでええよ。勉強せな、食いっぱぐれて、餓死する時代とちゃうやん」。

「この豊かな国ニッポン、勉強せんくらいで、生きてけへんハズがない」。

「大地を耕して生きなさい。方程式解いて、鍬振るうんか?」。

小生の「お百姓」志向を知る諸君は、「このおっさん、本気で言うとるから怖い」と。

「勉強したいんだったら、共に学ぼう。勉強せざるを得ないんだったら、苦しみ少なく助けてあげよう」。

「ただし、やらされてる勉強はノーサンキュー。即刻退場したまえ」。

「何度も言うとる。この豊かな国・ニッポン、勉強せえへんことは、致命傷とちゃうで」。

肝が据わったところで、畳みかけられます。

「中途半端すな。やるんやったら、徹底的にやれ!」。

「逃げるな、放るな、ウソつくな!」。

「これだけ墨守せえ。他には要らん」。

「学力で良ければ、思うようにつくで。いちばん簡単なこっちゃ」。

半信半疑で始めてみると、なるほどそのとおり。「ウルトラテクニック」や「勝利の方程式」が、単なる詐欺話に思えるんだそうです。

今年もそんなふうにやっている間に、春が終わりました。大好きな夏が、目前に迫っています。

学力をつけるために、まず気力、そして体力。

小生、今期も最前線に立ち続けます。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

感謝-春講日記(23)

今回も小生の拙文におつきあいいただきまして、本当にありがとうございました。

お読み苦しい点も、多々あったかと存じますが、平にご容赦いただけますと幸いです。

思い起こせば小生、書きだす前にしゃべりだしたものでした。

大昔、季節講習の冒頭に、「講演会」をやっておりました。二年間にわたって、語り継いでおりました。

何を語っていたのだろうか?と、記憶とレジュメをたどってみますと、「直近の入試で出題されるであろう出題をあてる」とか、「業界裏話」とか、かなりキワモノ路線だったと思い起こされます。

聴講料は無料でしたが、たいへんご迷惑なことに、土曜日の午前中から異様なハイテンションで、ひたすらガンガンしゃべりつづけて、それでも102号室が満員でしたので、お聞きいただいて本当にありがたかったです。

語り飽きてきたころに、季節レターを書くようになりました。

小生の近況を軽く綴って、季節講習の申込書に、それとなく挟み込んでいたのです。

これまた記憶と原稿を頼りに復元してみますと、『大阪通信』で言うところの「ただいま読破中!」みたいなものでした。

残念ながら「読破中!」は、いかにも書き散らかしになってしまっていますが、季節レターは「私も読破しました、おもしろかったです」などと感想をいただき、たいへんうれしかったものです。

そうこうしている間に、もともと読んで書くことが好きだったせいもあり、季節モンから毎週モンへ、『大阪通信』創刊となったのです。

それだけに飽き足らず、講習日記まで書き始めて、現在に至る…わけですね。

小生よくない書き癖ですが、連用中止法や連体中止法を多用しますので、何とも安定性に欠ける、足が地から浮いている、ドロロンな文章になってしまいます。

「頭の中で、しつこくリフレインする言葉って、しょせんそんなものでしょ」と、諦め半分に応援されますと、元気づけられる前にショゲたりします(笑)。

ともあれ「伝えたいこと」があるなら、伝えなければ伝わりません(あたりまえですね)。「伝える」には、二つに一つ。「しゃべる」か、「書く」か…です。

小生改めて、そう心得直して、書き続けてまいります。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

感謝-春講日記(23)

今回も小生の拙文におつきあいいただきまして、本当にありがとうございました。

お読み苦しい点も、多々あったかと存じますが、平にご容赦いただけますと幸いです。

思い起こせば小生、書きだす前にしゃべりだしたものでした。

大昔、季節講習の冒頭に、「講演会」をやっておりました。二年間にわたって、語り継いでおりました。

何を語っていたのだろうか?と、記憶とレジュメをたどってみますと、「直近の入試で出題されるであろう出題をあてる」とか、「業界裏話」とか、かなりキワモノ路線だったと思い起こされます。

聴講料は無料でしたが、たいへんご迷惑なことに、土曜日の午前中から異様なハイテンションで、ひたすらガンガンしゃべりつづけて、それでも102号室が満員でしたので、お聞きいただいて本当にありがたかったです。

語り飽きてきたころに、季節レターを書くようになりました。

小生の近況を軽く綴って、季節講習の申込書に、それとなく挟み込んでいたのです。

これまた記憶と原稿を頼りに復元してみますと、『大阪通信』で言うところの「ただいま読破中!」みたいなものでした。

残念ながら「読破中!」は、いかにも書き散らかしになってしまっていますが、季節レターは「私も読破しました、おもしろかったです」などと感想をいただき、たいへんうれしかったものです。

そうこうしている間に、もともと読んで書くことが好きだったせいもあり、季節モンから毎週モンへ、『大阪通信』創刊となったのです。

それだけに飽き足らず、講習日記まで書き始めて、現在に至る…わけですね。

小生よくない書き癖ですが、連用中止法や連体中止法を多用しますので、何とも安定性に欠ける、足が地から浮いている、ドロロンな文章になってしまいます。

「頭の中で、しつこくリフレインする言葉って、しょせんそんなものでしょ」と、諦め半分に応援されますと、元気づけられる前にショゲたりします(笑)。

ともあれ「伝えたいこと」があるなら、伝えなければ伝わりません(あたりまえですね)。「伝える」には、二つに一つ。「しゃべる」か、「書く」か…です。

小生改めて、そう心得直して、書き続けてまいります。

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学園前教室・杉浦

終了近く-春講日記(22)

がんばってきた春講も、もうすぐ終了です。名残惜しいです。

季節講習のなかでも、春講にだけ心がけていることがあります。

どんなことかと言いますと…、いやいや、驚くほどにスゴイことではありませんから、過剰に期待なさらないでください。

むしろ拍子抜けするくらいに、あたりまえのことかもしれません。

それは授業中、「ゆっくりと説明する」ということです。

何年も前から心がけています。今に始まったことではありません。

この業界に働いてみますとわかりますが、卒業生を送り出してのちの新年度、異常なハイテンションのままであることが珍しくありません。

合格!とか、大健闘!とか、入試を巡るさまざまな高ぶりが、もたらすものに違いありません。

特に春期講習、回転数が上がったままのエンジンのように、爆音をとどろかせて授業に入り込む…と、たいがい失敗に終わります。

入試目前、ねじり鉢巻をまいた生徒たち相手なら、それもありでしょう。しかしながら、年度替わりの生徒入れ替わりが、それを許さない状況を醸します。

テンションをリセットしなければならないのです。

具体的に何かを変えなければなりません。いろいろ試してみた挙句、ゆっくりペースの説明を心がけることが、一番効果的でした。

今年も心がけたつもりです。良い春講を、終えられますように、神仏に祈りおきます。

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終了近く-春講日記(22)

がんばってきた春講も、もうすぐ終了です。名残惜しいです。

季節講習のなかでも、春講にだけ心がけていることがあります。

どんなことかと言いますと…、いやいや、驚くほどにスゴイことではありませんから、過剰に期待なさらないでください。

むしろ拍子抜けするくらいに、あたりまえのことかもしれません。

それは授業中、「ゆっくりと説明する」ということです。

何年も前から心がけています。今に始まったことではありません。

この業界に働いてみますとわかりますが、卒業生を送り出してのちの新年度、異常なハイテンションのままであることが珍しくありません。

合格!とか、大健闘!とか、入試を巡るさまざまな高ぶりが、もたらすものに違いありません。

特に春期講習、回転数が上がったままのエンジンのように、爆音をとどろかせて授業に入り込む…と、たいがい失敗に終わります。

入試目前、ねじり鉢巻をまいた生徒たち相手なら、それもありでしょう。しかしながら、年度替わりの生徒入れ替わりが、それを許さない状況を醸します。

テンションをリセットしなければならないのです。

具体的に何かを変えなければなりません。いろいろ試してみた挙句、ゆっくりペースの説明を心がけることが、一番効果的でした。

今年も心がけたつもりです。良い春講を、終えられますように、神仏に祈りおきます。

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5時起きの会-春講日記(21)

「止めてくれるな、おっかさん。目覚まし時計が、鳴っている!」

どんなに寝るのが遅くても、朝5時に起き出して、長い一日を有効に使う会、…略称「5時起きの会」と申します。

入会資格は、単純明快。「5時に起き出す気合い、5時に起き続ける根性、そして5時起きに歓喜する至情」です。

名誉会長の小生も、5時からどんどん配達されてくる、会員たちのメールをさばきます。

たまに「寝とんのか?」といったメールも来ますから、気合いを返します(笑)。

気持ちよく挨拶できた皆さんには、きっと素晴らしい一日が約束されます。

早起きして健康になりますし、夜中のダラダラ生活と決別できますし、学力もつきますし(起きてから、しっかり勉強していれば)、いいことだらけです。

5時起きの会では、入会者を募集しています。

早起きしたいかた、学園前教室のメールアドレスまで、ご連絡ください。

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学園前教室・杉浦

新年度を迎えて

4月に入り、すっかり春めいて来ましたね。

教室近くの桜もちょうど見頃を迎えています。
この桜の華麗さ、健気さ、儚さを併せ持った姿を見るにつけ、
真の美しさを感じ取らざるを得ません。
さて、春、新年度になると心機一転、何か夢中になるものを見つけたくなりますね。
新高3生、新中3生、新小6生など新たに受験年度になられた方はもちろん、
この1年はこれからの人生の中でも特に大切な1年になります。

必ず○○学校へ進学したい、△△学部に合格したい・・・と言った、
強い意思を示してもらえると、過去の幾多の指導実績に基き、
その目標に合わせた指導、課程を提示させていただきます。

当塾では、お受け入れ態勢を整えてご入塾をお待ちしております。

(続々)てくてく-春講日記(20)

一昨日の日曜日、今にも降り出しそうな天気でしたが、てくてくしてきました。

講習期間に入りますと、朝のウォーキングができませんので、那羅山の神仏にご無沙汰気味ですが、一昨日にはしっかりと詣でてまいりました。

24号線を超えて平城宮跡へ。久しぶりに盾列古墳群へ。巨大前方後円墳が密集しております。

初期ヤマト王権が三輪山のふもとに始まり、その衰退と軌を一にして巨墳が営まれ始め、河内王権とも共存するかのように、5世紀を通じて賑やかでした。

ここだけの話ですが、桜や梅と同じように、古墳にも見ごろというものがあります。墳丘を覆う草木が、ある程度枯れ果てた早春、普段立ち入り禁止のエリアに、間伐が入ります。

草木や丸太が積み上げられ、どこかに持ち去られると、墳丘すそから墳頂が、スコーンと見渡せます。段築具合が、こうなっていたんだ!などと、納得しきりです。

さて、時節到来の見どころは、ずばり近鉄平城駅から歩いて5分、日葉酢姫陵として知られる佐紀陵山(さきみささぎやま)古墳です。

日葉酢姫は垂仁后、狭穂姫さんが狭穂彦の乱に連座してのち、後妻となられた方ですね。

墳頂に大きな衣笠型埴輪があって、石棺が露出していたと、近世の史書にありますが、大正五年に盗掘された際、墳頂も地ならしされて現在に至ります。

うむうむ、かなり見えておりますです…はい。

こんなことを、あれこれ考えながら、22km、28000歩の、楽しいウォーキングでした。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

安全な教室-春講日記(19)

学園前教室が入っておりますセブンスターマンション、本日から大規模修繕に入ります。

徹底的に防水して、床や壁のコンクリートを安全に保つための工事です。

外壁を足場が覆いますが、教室はいつも通り開いておりますので、授業を行います。

ただし危険ですから、足場付近には近づかないよう、お願いいたします。

4月1日(金)、もうすぐお昼頃の地震には、ビビられた方も多かったのではないでしょうか。

学園前教室では、生徒12人と私が、一生懸命勉強しておりました。

みなさんの携帯から、私のiPhoneからも、緊急地震速報が、けたたましく鳴り響きました。

幸い教室はたいして揺れませんでしたが、地震発生地点を確認し、第二波の脅威を感じましたので、みなさんマンションの玄関先まで避難していただきました。

これまた幸いに、地震は収まったようでしたので、授業再開となりました。

机の下の隠れて万事良し…とも行かなくなっている昨今かもしれません。今後も適宜柔軟に対応します。

石川数学塾大阪、各教室とも、今後も十分な安全管理を徹底して参ります。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦

春講日記、しつこく書いてます!

こんにちは。学園前教室の杉浦です。

春講日記、しつこく書いています。

「そんなに言いたいことがあるのか?」と、聞かれることがあります。

はい、あと少し、しゃべらせてください。

春講日記、以下のリンクから、たどってみてください。

http://blog.livedoor.jp/ishikawasugakujuku/archives/cat_910297.html

春講第三週の記事です。

(続)てくてく-春講日記(13)
桃源郷(後編)-春講日記(14)
時代遅れ-春講日記(15)
好学の徒-春講日記(16)
うまい話-春講日記(17)
そぞろ神-春講日記(18)

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦