試験科目「プログラミング」

平成36年度から大学入試センター試験改め大学入学共通テストの試験科目に「プログラミング」が検討されているようで…
先週読んだ記事によれば、最終的な科目の策定は平成
33年になるとのことなのでまだ決まったわけではありませんが、海外と比べて見てもIT教育が進んでいるとは言えない状況を鑑みれば、選ばれるのは間違いないでしょう。

曲がりなりにも情報学を専攻していた身としては複雑な心境です。

小学校の新指導要領で度々言われている「プログラミング的思考」については大いに意味のある事だと思いますが、試験科目にと言われると懐疑的になってしまいます。

プログラミング的思考は例えば算数で「どう言った計算の組み合わせで問題が解けるかを考える」と言った事です。
個々の問題の解き方を詰め込みで覚えるのではなく、
自分に馴染みのある計算をどう組み合わせれば問題を解く事が出来るかを考える力を身につけることが大事な事なのは言うまでもないでしょう。

一方で、文部科学省が公開している高校のプログラミング教育の事例を見ると使用している言語は
JavaC,HTMLと内容は簡素とは言え本格的です。
流石にポインタの話までされると興味のある生徒以外には苦行でしかないでしょう。うまくぼかして授業をするんですかね?

私がやきもきしてもどうにもなりませんが、願わくばせめて選択科目に留めてもらいたいものです。


学園前教室 青木