蓮-冬講日記(17)

昨日の珈琲屋さんで、「ブルーマウンテンが不作」の話題を省みました。気候変動と疫病が原因で、全治五年程度?…といった話題です。

育たなくなったかな?…と言いますと、私が気になっておりますのは、やはり「蓮」ですか。

毎年七月下旬になりますと、唐橋から湖岸道路をガーンと上がり、草津の琵琶湖博物館に車を停めて、水生博物館の裏に回ると、そこは蓮の大群生でありました。

たしか、売られていなかったのは「蓮弁当」だけでは?というくらいに蓮グッズも充実し、これまた記憶が不確かですが、「育ててみよう!蓮の種」みたいな露店で、くるみ割り器を使って種を割ってから播くなどという実演までありました。

報道によりますと、あの群生が消滅したと、にわかには信じがたい事態となっております。

せっかく行ってみても、全然咲いていないのでは挫けてしまいますので、いつのまにか石上神宮奥の蓮池に、心が移ろってしまいました。

神宮から山辺道を、内山永久寺跡に向かうと、釣り人がぐるりと座っております。

こちらは何とか生きながらえておりますようで、可憐な花を毎年楽しんでおります。

と言いましても、見ごろはほんの二、三週間。逃さずに歩きますのも、なかなかに難しいです。

この池の奥には、野生のわさびも採れるとか。まだまだ命あるモノたちの力強さに、勇気づけられもします。おもわずにっこりと、微笑んでしまいそうではないですか。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦