段-冬講日記(8)

勉強を始める前に、皆さん不安に思われることがあります。

「どんな成果が上がるのだろうか?」

なるほど、もっともな不安です。

もっともな不安ではありますが、この不安を感じた時点で、すでに成果が見通されているのも、勉強というモノの不思議な側面であります。

勉強には段取りが必要なのです。

教材をこなす順番を決めるだけではありません。

何が何でもたどりつく「必達ライン」や、ここまでやれると万歳三唱の「目標ライン」、これ以下だったら夏らしい髪型で出直す「死守ライン」など、否が応でもがんばらざるを得ない仕組みを散りばめます。

アメとムチも必要です。

朝・昼・晩と「必達ライン」を三連続クリアしたら、おいしいモンブランケーキと紅茶(と書いた瞬間、よだれがこぼれてしまいました。失敬)などなど。

まっしぐらに勉強することは、ヤミクモと同義ではありません。

獲得できるであろう成果に、とらぬ狸の横恋慕せず、成果への道筋をしっかり見通しておくことこそが大事なことだと思われませんか。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦