迷-冬講日記(7)

どうしたら良いのか、分からなくなってしまったとき、人は迷います。迷える勉強は、その最たるものです。

勉強目標が変わりそうになったとき、勉強方法を変えようかと思ったとき、誰にも経験があることでしょう。

まっしぐらに勉強することは、確かにすばらしいことです。しかしながら、迷ってはいけないわけではありません。

迷うには迷うだけの事情があるのでしょう。事情をスルーしてしまって、あとから「しまった!」と思わないとも限りません。

むしろ、そう思う可能性が大いにあるとも、過去の経験から強く感じられます。

私は迷ったら、迷った通りにやってみることをお勧めしています。うまくいけばシフトチェンジすると良いのですし、まずかったら元に戻せばいいだけです。

私たち人類に限らずとも、およそあらゆる生命体は、そのように進化してきました。

突然変異は偶然ですが、適者生存は必然です。偶然迷い始めたことが、新たな一歩を拓くには、とりあえずやってみることが大事なのです。

迷うことは忌むべきことではなく、逆に歓迎されるべきことではないでしょうか。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦