極-冬講日記(6)

勉強をできるようになりたい人は、中途半端にやっているとうまくいきません。

中途半端な人のほとんどが、「もお、こんなもんで、エエやろ?」と、ひとりよがりな基準を設定しています。

「半分も覚えたから、エエやろ」とか、「四分の三まで解いたからエエやろ」とか、「あとは解の吟味だけやし、エエやろ」とか。

なぜダメなのか、お分かりでしょうか。

「半分も覚えた」なかからだけ出題されれば、「四分の三」解いたところまでで満点もらえれば、「解の吟味」をしてみたところで何事も起きなければ、ノーブロブレムなのかもしれません。

しかしながら往々にして、こんな自己中心野郎こそ、運命の女神に後ろ足で蹴られるのです(笑)。

放っておいた「あと半分」から出題されない保証は無く、「あと四分の一」解いてみたら、実は間違った方程式を立てていた、「解の吟味」をしたら妥当する解がアリマヘンでした…などなど、悲劇は忘れたころに起きるものですね。

中途半端は罪です。やり始めてしまったなら、ゴチャゴチャ言わずに極めましょう。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦