解-冬講日記(3)

「解けないのは、なぜですか?」と、しばしば聞かれます。「わかってるハズなんですけど…」と、つけ足されます。

確かにそうですね。わかってなければ、解けません。はい、異論なしです。

しかしながら、一点異議あり。わかってるからといって、解けるとは限りません。これもまた、真実です。

何が足らないのでしょうか。正確に発しますと、何が足らないから、わかっていても解けないのでしょうか。

足らないもの、それは修行です。

修行と言いましても、断食や滝行ではありません(笑)。もちろん、そんな荒行ではなく、解けるようになるための演習と、まちがい直しのことです。

サボったり、わざと避けたり、演習と向き合うことから逃げますと、せっかくわかっても、できずに終わります。

加えるに、冒頭の疑問を呈する方の多くが、そのことを無理解であったり、理解していても優先度が低かったりしていることも気になります。

ともあれ、わかるためにはわかるための努力が、できるためにはできるための努力が必要です。

努力を惜しまずに、がんばりましょう。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦