「早生」と「晩生」

奈良・高の原教室の飯尾です。
当塾は個別指導ということもあり、様々な生徒さん達にお越し頂いております。

中には、飛び級で何学年も先の内容をどんどん進まれる人や、
毎回の様に同じ所を何度も間違ったり、解けなかったりで足踏みしてしまうため、
なかなか先に進まない人・・・等々です。

そんな彼ら、彼女らに是非ご紹介したい一文があります。
” 植物の世界には、早く成長して実がなる「早生(わせ)」と、遅れて
 成長するがより大きな実をつける「晩生(おくて)」があります。同じ
 ように子供にも、最初から利発で聡明なタイプもいれば、はじめは勉強
 ができないけれど、だんだん頭角を現していくタイプもいます。
  小学校や中学校であまり出来が良くないという子供でも、決して悲観
 することはありません。自分は晩生で、遅れて成長するタイプの人間だ
 と考え、心を入れ替えて努力しさえすればいいのです。自分には、限り
 ない可能性があるということを信じて、誰にも負けない努力をしていけ
 ば、人間は必ず大きく成長することができるのです。”
これは、稲盛和夫氏(京セラ、KDDIの創業者)の『考え方』に書かれてある一文です。
氏も自分自身、「晩生」にあたると自己分析なさっています。

大いに勇気付けられる、素晴らしい文ですね。