朋-夏講日記(その31)

スタッフに恵まれた合宿でした。常駐が私を含めて5名、ピンポイントが常にいてくれました。

スタッフの皆さんに、仕事をたくさん振りました。仕事の専門性に応じて振りましたが、必ずしもその基準だけでなく、将来性に期待して、多くの仕事を振りました。

例えば将来、薬剤師さんになる卒業生が、スタッフとして助けに来てくれました。彼はいずれ、病気快癒の願いをお薬に期待して薬局を訪れる、多くの人々と向かい合うことになります。

「俺様の出す薬じゃあ!文句言わんと、飲んどけえ!」…などと言うような仕事は、決してやらない彼ですが、そんなムチャクチャは無いにしても、期待しうる限り多くの会話をなし、コンセンサスを形成して、薬を売ってほしいものです。

ですから彼には、できるだけ多くの生徒に接し、その縁の下を支える仕事をしてもらいました。

「夜中の見回りに遅刻しないよう、ソファーで仮眠していました。」

三日目の夜、疲労困ぱい、一刻も早く布団にもぐりこみたいであろう瞬間に、彼が冷静に考えた結論です。

この瞬間、私は彼のすばらしさに脱帽し、かつて彼を教えてきたことに誇りを感じました。

ほんとうに嬉しかったです。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦