談-夏講日記(その14)

頻繁に懇談させていただいております。特に入塾時や初回授業前には、必ずお話しさせていただきます。

「何故ですか?」と聞かれます。「何故だと思われますか?」と聞き返しますと、こんなふうに言われます。

「授業のやり方を説明されてるんですよね。個別指導になじみの薄いかたもいらっしゃるでしょうから。」

はい、全く説明しないわけではありませんが、それだけではありません。と言いますか、いくら言葉を尽くしてご説明いたしましても、体験授業を受けていただくことが、一番わかりやすい方法でありましょう。

「ヤンチャな子にクギを刺してるんですよね。」

これも少なからずあたっています。将来ゆめゆめ、初心忘れること無かれと。

「事務手続きですか?入塾届や誓約書?」

これはお持ち帰りいただいて、初回に回収させていただきますから、ほとんどありません。

種明かしです。大事なことを突き合わせているのです。

生徒の皆さんにとっては、勉強ができるようになりたい理由、私たちにとっては、勉強を教えたい理由。

多くの場合、「理由」なるものに、彼方の将来展望に基づくマッチングがあって初めて、大きな成果が生まれます。

皆さんの切実な希望と、私たちの大いなる共感、この土俵が時として抜き差しならない関係を育み、すばらしい共同作業を生み、そして大団円を迎えるのです。

初回面談は、その序章であります。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦