春には、惜しまれて去っていく人もたくさんいます。
出会いもあれば、別れもあります。もちろん寂しいことですが、小生は敢えて惜別を述べません。
きっと今生の別れでもありますまい。生きていれば、再びどこかでまみえることもありましょう。
よしんば今生の別れであったとしても、どちらかが多少早めに異界へと旅立つだけです。
小生が先ならば、あちらでお待ちいたしましょう(笑)。
陽だまりの土手、わさわさと芽を出したツクシが、春風にお辞儀しています。
ご丁寧にも、まるで去る者を、お見送りしてくれているように、小生には思えて仕方ありません。