聴-冬講日記(11)

講演会&シンポジウムに行って、勉強してきました。去る11日、桜井市民会館にて、「国家誕生の地、桜井を語る~マキムクからイワレへ、大王の歩んだ道~」です。

毎年、奈良マラソンの応援に行く日ですが、この日は失敬して勉強してきました。

各先生方60分ほど、ご講演をなされまして、最後にシンポジウムでした。先生方が書かれました著書・論文の類と、おそらく講演時間の数十倍つき合って参りましたので、おおよそ既にご教示賜ったことがらが多かったですが、「桜井市制六十周年記念」の講演会にお呼びいただける幸せ…を満喫されていらっしゃる先生方、心なしか嬉しそうで、小生も嬉しくなってしまった次第です。

文字面だけからはわからないことも、聞いてみると感じ取れることもあります。

およそ作文にあらざる「論文」なるもの、断定調(~である)の連続でありますが、同じく断定調であっても「~である、まちがいない、命を賭けてもよい」というものから、「~である…と信じたい、俺様、がんばったし…」、「~である…と言えたら、どんなに幸せだろう、論証はいつかするからね」と怪しげなものまで、「誤魔化しきってやろう」という確信犯から、「指摘されちゃいましたね、はい、ごめんなさい」まで、さまざまに変移することを感じ取れます。

書物とばかり仲良くならずに、人が語る瞬間を堪能することも、また宜しかろう、そんな思いを懐いて帰ってきました。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦