北国は吹雪だったそうです。
奈良では雨でした。吹雪の「ふ」の字も、無かったですね。
雪といいますと、冬講期間中、何よりも第一に、雪は恐怖です。
大雪で交通機関が混乱、入試も混乱。…悪夢のシナリオです。入試にあらずとも、小生が出勤不能に。…悪夢パート2です。
夜半に雪の予報でしたら、雪が降り出す前に出勤してしまいます。出勤時間が午前3時なんて、なかなか素敵なことです(笑)。
入試の朝に大雪予報。…もはや神仏にすがるしかありません。ですから、前日の授業を早く切り上げて、「はい、今日の宿題は、これからすぐに試験場付近のネグラを探すこと。今晩、一泊しなさい。明日は大雪です。転がってでも、這ってでも、試験場にたどりつくのですよ。がんばりなさい!」と。
猛威でさえなければ、雪は憧憬です。古い記憶の片鱗です。
粉雪をかき分けて歩きたかったり、雪だるまとにらめっこしたかったり。なぜか雪には、ノスタルジーが似合います。
奈良に雪が降るときは、まず震え上がるほどに底冷えします。次にシンシンと、ひたすら静かに降り続きます。いつの間にか降りやみますと、なぜか奇妙に温かく感じます。雪で造ったカマクラも、中はとても暖かいですものね。
今年は降るのでしょか。降るのでしたら、どんなふうに降るのでしょうか。今から楽しみです。