猫-冬講日記(2)

「よう!元気かい?」

いつもどおり呼びかけますが、いつも通りにらみ返してきます。あいかわらず愛想がありません(笑)。

「今日も畑番かいな。誰か荒しに来るのかい?」

あんたにゃあ、関係ないだろにゃあ…と、つれない表情です。

「Hey!、ペルシャ!いつもにまして、毛並みが良いじゃん!」

なんだかペルシャ猫みたいな「ペルシャ嬢」、少しうれしそうです。

「Oh!、タイガー!そんなに怖い顔するなよ!」

シマシマ模様で尻尾が長い「タイガーくん」、今日も道路のド真ん中に座って、近づいてくる小生を威嚇しています。

何とも人なつっこい猫たちでして、小生が無視して通り過ぎようとしますと、尻尾を立ててすり寄ってくるのです。

出勤が午後イチで良い日、朝から那羅山の奥地を歩いています。なじみの猫が、どんどん増えていきます。

初見では、なんとなくぎこちなかった猫と小生も、毎朝語りかけているうちに、いつのまにかうちとけていきます。

猫の世界も人の世界も、変わらない日常が、そこにはあるのでしょう。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦