荒野へ-夏講日記(その40)

最終日、毎年疑問に思うことがあります。ひと昔前の流行歌に、こんな唄われかたをしたものです。

「どうして俺は、頑張ってるんだろう?」

はい、問題提起です。

「家族のため?自分のため?」

はい、仮説を作ってみました。

…が、仮説が検証されることはなく、唐突に結論。

「明日がある、明日がある、明日があるさぁ~!」

なるほど、来るべき明日のために頑張っていると。美しい結論です。

…が、疑問があります。

頑張っていようが、頑張っていまいが、生きていれば、明日はあります。頑張らなければならないわけではありません。

冷静に考えるとそうですが、小気味いい替え歌に騙されてしまいます。

厳密な意味で「頑張る」理由、おそらく、そんなものは無いのでしょう。

敢えて述べるならば、本稿表題、「やむにやまれぬ 大和魂」。

どれだけ歳をとっても、小生にとって松陰先生は、偉大な師匠であります。

今年もこれから、入試戦線という名の荒野へ。

かつて尊皇攘夷の士、憂国の至情に劣らず、小生には燃える志があります。

同志諸君!合言葉を!「闘いの荒野へ!」。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦