合宿の夜-夏講日記(その29)

合宿の夜は、早いです。明日香村の夜そのものが、早いです。

日没後、あまり時を経ずして、村が漆黒の闇に沈みます。

野口のコンビニだけが、ボヤ~と明るく光っています。

都会特有の、トゲトゲしい電飾がありません。

村人にとって「夜」とは、さっさと寝て明日に備えるための時間なのでしょう。

合宿の夜も、村人と共にあります。

まさに「夕」食が17時、入浴・就寝準備と併行して夜の学習、22時就寝。

村には、遥か古代の時が流れています。

朝日とともに起き、日没とともに眠る、生活の基本線がブレなければ、必ず成果の上がる毎日を期待できるでしょう。

古代百年の都に、悠久の時を感じ、都会の喧騒の彼方に忘れたものを、奪い返す合宿です。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦