わらをもつかむ-夏講日記(その16)

我々は「最後の砦」と評されます。

「いろんな塾をめぐりめぐって、結局モノになりませんでした」

「時間かけてやっているんですが、結果が出ません」

「気合が空回りしています」

「何から手をつけていいのかわかりません」

幾千回、幾万回、お聞きしたフレーズでしょうか。

皆さん、ほとんど例外なく、試験結果を持参されます。採点済み答案であったり、成績表であったり。

「これほどヒドイのです。苦しいのです。なんとかしてください」…と。

小生は一瞥もそこそこに、勉強なさるべきご本人に問いかけます。

「なぜ、できるようになりたいのですか?」

「将来何をしたいのですか?」

「問題集を何回繰り返してやっていますか?」

「言われなきゃできない勉強に、なっていませんか?」

ひとつひとつ解きほぐしていきますと、何が問題なのか、見えてきます。

五里霧中に悩める皆さん。どうしていいかわからなくなったときこそ、面倒でも少し立ち止まって、何を解決すべきなのか考えてみましょう。

きっと良いことがありますよ。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦