諭す-春講日記(24)

卒業生たちに聞きますと「杉浦部屋」は、伝統的にバイオレントな装いだったそうです。

「なんで、イスが空中を飛んでいるのかと思いました(笑)」。

古き良き伝統から離れ、小生最近はもっぱら諭しております。

「勉強?…せんでええよ。勉強せな、食いっぱぐれて、餓死する時代とちゃうやん」。

「この豊かな国ニッポン、勉強せんくらいで、生きてけへんハズがない」。

「大地を耕して生きなさい。方程式解いて、鍬振るうんか?」。

小生の「お百姓」志向を知る諸君は、「このおっさん、本気で言うとるから怖い」と。

「勉強したいんだったら、共に学ぼう。勉強せざるを得ないんだったら、苦しみ少なく助けてあげよう」。

「ただし、やらされてる勉強はノーサンキュー。即刻退場したまえ」。

「何度も言うとる。この豊かな国・ニッポン、勉強せえへんことは、致命傷とちゃうで」。

肝が据わったところで、畳みかけられます。

「中途半端すな。やるんやったら、徹底的にやれ!」。

「逃げるな、放るな、ウソつくな!」。

「これだけ墨守せえ。他には要らん」。

「学力で良ければ、思うようにつくで。いちばん簡単なこっちゃ」。

半信半疑で始めてみると、なるほどそのとおり。「ウルトラテクニック」や「勝利の方程式」が、単なる詐欺話に思えるんだそうです。

今年もそんなふうにやっている間に、春が終わりました。大好きな夏が、目前に迫っています。

学力をつけるために、まず気力、そして体力。

小生、今期も最前線に立ち続けます。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦