感謝-春講日記(23)

今回も小生の拙文におつきあいいただきまして、本当にありがとうございました。

お読み苦しい点も、多々あったかと存じますが、平にご容赦いただけますと幸いです。

思い起こせば小生、書きだす前にしゃべりだしたものでした。

大昔、季節講習の冒頭に、「講演会」をやっておりました。二年間にわたって、語り継いでおりました。

何を語っていたのだろうか?と、記憶とレジュメをたどってみますと、「直近の入試で出題されるであろう出題をあてる」とか、「業界裏話」とか、かなりキワモノ路線だったと思い起こされます。

聴講料は無料でしたが、たいへんご迷惑なことに、土曜日の午前中から異様なハイテンションで、ひたすらガンガンしゃべりつづけて、それでも102号室が満員でしたので、お聞きいただいて本当にありがたかったです。

語り飽きてきたころに、季節レターを書くようになりました。

小生の近況を軽く綴って、季節講習の申込書に、それとなく挟み込んでいたのです。

これまた記憶と原稿を頼りに復元してみますと、『大阪通信』で言うところの「ただいま読破中!」みたいなものでした。

残念ながら「読破中!」は、いかにも書き散らかしになってしまっていますが、季節レターは「私も読破しました、おもしろかったです」などと感想をいただき、たいへんうれしかったものです。

そうこうしている間に、もともと読んで書くことが好きだったせいもあり、季節モンから毎週モンへ、『大阪通信』創刊となったのです。

それだけに飽き足らず、講習日記まで書き始めて、現在に至る…わけですね。

小生よくない書き癖ですが、連用中止法や連体中止法を多用しますので、何とも安定性に欠ける、足が地から浮いている、ドロロンな文章になってしまいます。

「頭の中で、しつこくリフレインする言葉って、しょせんそんなものでしょ」と、諦め半分に応援されますと、元気づけられる前にショゲたりします(笑)。

ともあれ「伝えたいこと」があるなら、伝えなければ伝わりません(あたりまえですね)。「伝える」には、二つに一つ。「しゃべる」か、「書く」か…です。

小生改めて、そう心得直して、書き続けてまいります。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦