演歌-冬講日記(27)

大みそかには、珍しくテレビを見ることがあります。

普段生活している空間からテレビを取り払って二十年以上、NHKスペシャル「巨大古墳の謎」とか以外でしたら、全く見たいと思いません。

ですから大みそかは「非日常」になります。

地上波のいちばん低視聴率の番組を見ることにしています。夜のゴールデンタイムですと、「演歌もん」ですね。曲目順まで、だいたい毎年一緒です。

「お座敷小唄」あたり、コーヒーをすすりながら。「昭和枯れすすき」に、涙をすすりながら。「別れの予感」で号泣しています。

「津軽海峡冬景色」で、やたらめったら元気になり、「時の流れに身をまかせ」で悟りをひらきます(笑)。

かつてテレビを持っていた頃には、このあとアントニオ猪木が闘い、菅原文太が拳銃をぶっ放し、高倉健が「渡世の義理」で殴り込みをかけた…記憶がまちがっていませんでしたら、たしかそうだったような(笑)。

書いていて、わかりました。

人間まん丸に丸くなってくると、テレビが要らなくなるんですね。

みなさん、良いお年を。来年も、よろしくおつきあいください。…ご迷惑でなければ(笑)。

石川数学塾大阪
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