講習は強制受講ではありませんから、通常授業とは勝手が違う「申込み」を、みなさん別途なさいます。
ご本人がお持ちいただくとき、多くの皆さんが、多少躊躇しながら提出します。
「先生…、あのぉ…、これぇ…」
小生の元気いっぱいの声に、みなさんビクッとなさいます。
「よっしゃ、がんばろぉな!…領収書切るから、ちょっと待ってね」
この瞬間を迎えるまでに、ご家庭ではきっと何度も家族会議が開催され、議論を重ねられたことでしょう。
「やれいぃ!」とか、「がんばれぃ!」とか、生徒たちが叱咤激励されたことでしょう。
「こんなに勉強したら、死んでしまうかもしれない(-_-;)」とか、「もしかすると、やればできるのかもしれない(^_^)」とか、さまざまな思いが輻輳したことでしょう。
そんなこんな、すべての思いが、破顔一笑、解決される瞬間が好きです。
出来うる限り大げさに、ためらいがちに差し出された封筒をいただくよう、小生肝に銘じております。