造反有理、「ぞうはんゆうり」と読みます。全共闘運動華やかりし頃、バリケードストライキ真っ最中の京大時計台本部・正門に、きれいにレタリングされていました。
赤、白、青のヘルメットが、バリケードの内側から、ニョキニョキ生えていたものです。
ところがある日突然に、普段バリケード外に排除されている黄色いヘルメットの皆さんが、ニョキッと生えたことがあります。
京大名物「逆バリケード」です。黄色いヘルメットの皆さんは、ゲバ棒(「ゲバルト棒」です)を称して「民主化棒」と呼ばれる皆さんでしたので、きっとお上品なバリケードを築かれたことと推察奉りますが、…はい、結果はご想像にお任せいたします。
ともあれ籠城すると、誰もが変身してしまうのでしょうか。
いつのまにか「逆バリ(「逆バリケード」です)死守」と雄たけびを上げ始めた皆さんに、「造反有理」が渋く光っておりました。