「中入三訓」について、ご質問いただきました。小生の夏講日記を、熱心にお読みいただいている方からの質問です。
「逃げない、放らない、ウソつかない」。ぶっきらぼうにも、昨日スローガンだけ書かせていただいたものです。
まず、勉強から逃げてはいけません。逃げようと思うだけでもいけません。逃げようと後ろを向いただけで、アウトです。
しょせん逃げる勉強でしたら、そもそも始めなければよいのです。中途半端はいけません。やり始めたら最後まで、逃げずにやり通すべきです。
次です。眼前の課題を放り出してはいけません。この問題、あの問題を解こうと思ったのも何かの縁、さっさと放り出すのでしたら、解き出してはいけません。設問に対して失礼です。
最後に一番大切なことです。
ウソをついてはいけません。わからないことを解ると言ったり、できないことをできると言ったり、逆に、わかることを解らないと言ったり、できることをできないと言ったり…すべてダメです。
わからないことが解るようになり、できないことができるようになる、これこそが勉強です。
何が解らないから勉強するのか、何ができないから勉強するのか、これら勉強の「そもそも」が、歪められたり虚飾されたりしたら、勉強が始まらないのです。
勉強のお手伝いをすることに喜びを感じる私たちは、途方にくれます。
勉強の成果が思ったほどに上がらないから、勉強する皆さんは勉強が嫌になってきます。
膨大な時間、膨大なお金が無駄になります。
そうならないための第一歩、これこそが「ウソをつかない」ことなのです。
「三訓」あり。入室テスト無し。「三訓」違反に罰則あり。
今も昔と変わらぬ、中入部屋のスタイルです。