飛鳥ウォーキングのご報告を。
毎年恒例、午前8時の近鉄飛鳥駅集合。西飛鳥に牽牛子塚(けんごしづか)古墳を訪ねます。被葬者は皇極・斉明女帝(重祚)と間人皇女(はしひとのひめみこ)、そう言われています。石室内を見ることができる八角墳ですね。
いったん飛鳥駅に戻って、中尾山(なかおやま)古墳へ。文武陵といわれていますね。こちらも八角墳です。
北に天武・持統陵、南に高松塚・キトラ古墳、天武系の奥津城ともいわれる「聖なるライン」です。
聖徳太子創建と伝わる定林寺(じょうりんじ)跡を経て朝風峠(あさかぜとうげ)を越え、稲渕(いなぶち)の棚田を見ながら飛鳥川にかかる男綱(おづな)へ。上流の栢森集落にかかる女綱(めづな)とともに、飛鳥を疫病から守ってくれるそうです。
「日本のピラミッド」とうたわれた都塚(みやこづか)古墳を経て、石舞台(いしぶたい)古墳を遠巻きに眺め、昼食を挿んで伝板葺宮(いたぶきのみや)跡へ。復元されてますのは、斉明女帝の後飛鳥岡本宮(のちのあすかおかもとのみや)内郭です。天武帝が造った「エビノコ郭」跡も、見学しました。
これまた毎年恒例、最後は向原寺(こうげんじ)、蘇我原住職のお話を聞き、境内に発掘当時そのまま保存されている豊浦宮(とゆらのみや)跡を見学させていただき、橿原神宮駅にて解散となりました。
飛鳥を楽しく歩くと、まもなく春が来ます。春がそこまで来ているかと思うと、うれしくてうれしくて、どれだけ齢(よわい)を重ねても、この高揚感を鎮めることができません。
そうこうしているうちに、春期講習も始まりました。そろそろ「勉強」を語り始めましょうか。