不定期冬講日記(その40)

朝から冷たい雨ですね。

雨は早々に上がるでしょうが、寒波がやってくるそうです。

同じような気象条件を、九年ほど前に経験しました。鮮明に覚えています。

統一日前日に、奈良市内は雨後の寒波、猛吹雪となりました。

統一日前日、例年20時に受験生を送り出すことにしていますが、この年ばかりは正午ごろに授業終了、皆さん急いで帰宅の途につきました。

こんなこともあろうかと、かれこれ二十年ほど前から、前受けを除いた初回入試の直前に、こんなことを伝えております。

受験校が大都市のド真ん中って皆さんが9割。

大都市は雪に弱いです。道路網は寸断され、公共交通機関ですら動かなくなります。

「うちの車は、スタッドレス。チェーン走行もお手のもの」って、ノーマルタイヤ装着の車の屍超えて走れますか?

どうか入試開始時刻に、鉛筆と消しゴムと体と頭のセットを入試会場に揃えておいてください。

少なくともそれだけ揃っていれば、受験できます。

受験票が間にあわなくても、多くの学校では、本人写真で確認して、仮受験票を発行してもらえます。

そのためには、受験前日の気象情報に細心の注意を払ってください。

奈良にいらっしゃる皆さん、奈良はわかりやすいです。

底冷えしてきたら、奈良のとどまらず、近畿二府四県に積雪します。

その一瞬に、躊躇なく受験勉強を中断し、わが身を入試会場付近に移動させなさい。

翌朝雪が積もっていたら、転がってでも、這ってでも、試験場まで行くのです。

雪のせい、風のせい、雨のせい…は、理由になりません。わが身は自分で守りなさい。

素泊まりホテルのネット予約でしたら、小生にまかせなさい。あなたはとにかく動きなさい。

…今年も、同じことを、受験生に伝え始めました。

おだやかな統一初日であることを祈っています。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦