不定期冬講日記(その27)

冬講期間中、正月休みを除いて、週に一日のお休み日(=日曜日)、今回は久々に山辺道を歩いてきました。大神神社から天理駅までのテクテクコース+古墳探索です。

古墳の方は、草木の枯れ具合がイマイチ、マムシが出ない季節になったことがうれしかったことでした。

ホケノ山古墳(箸墓=卑弥呼の墓に多少先行すると言われています)にのぼって、はるかに霞む葛城・金剛、てっぺんだけ見えている二上山、近くに畝傍、耳成、香具山、もう一度遠くに生駒・信貴、矢田丘陵から、至近に箸墓、振り返れば三輪山に龍王山。いつみても良いですね。心が洗われます。

国津神社裏山古墳との兆域界あたりを探っていたのですが、収穫は意外にも茅原大墓(地元では狭穂姫さんのお墓と言われています)にありました。

円筒埴輪の接合部片を拾いました。

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円筒埴輪は武人や馬などの形象埴輪に比べるとはるかに地味ですが、特殊壺・特殊器台といわれるカミ祭り用器具から進化した貴重な遺物です。

造るには粘土の輪っかを作って積み上げていきますので、接合部分が出っ張ったままになります。割れてもこの部分は残りやすいです。

不思議なことに、雨や雪の翌日、遺物に出会うことが多いです。雨や雪が多少なりとも、古墳の封土を流し落としてくれるからでしょうか。

そうこう言っている間に、本年も残すところ三日となりました。一日一日を大切に生きていこうと思います。

石川数学塾大阪
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