不定期冬講日記(その25)

小生、算数・数学の二刀流であります。どちらかといいますと、算数が専門ですが、どちらか一方だけ…というわけではありません。

どちらも数字を使って、四則演算(+、-、×、÷)するのは同じですから、たいして違いがなさそうですが、算数では実数範囲、方程式不可という縛りがつきます。

お子さんが算数のテキストを一生懸命解いている、なんだかクイズっぽくて面白そう…と、気楽に助けてあげるつもりが、方程式立ててもお子さんがキョトンとしているわ、テキストの解答解説見ても複雑怪奇な図が描いてあるわ…で、見事撃沈されるご父母の皆さんが、たくさんいらっしゃいます。

その挙句にサジを投げられて、小生たちの出番となります。

小生は「一次方程式までなら、算数でも数学でも解けること」、「方程式を立てれば済むのに、なぜ怪奇な図を描く修業を積むのか?」…という理由、「方程式を捨てて、怪奇な図だけを後生大事にしていると、いつ困るのか?」…という未来予測、これらを語りながら、ご納得いただくのです。

面白いからといって、算数だけアピールしてもご理解いただけませんし、中学生でもないのに数学だけやるのもいかがなものか?…と思われても、話が進みません。

「算数・数学、どちらもできますと、脳みそのすべての領域が熱くなっていくようで、たいへんおもしろいです」。

究極主張したいことは、この一点のみ。とやかく言ってみたところで、「根本原理は単純原理」なのかもしれません。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦