不定期冬講日記(その15)

入試が近づいてきました。

親御さん、ご心配はごもっともです、しかし過保護はいけません。

受験生が自分でやるべきことを、代わりにやってあげるとか、浮いた時間で勉強時間を確保とか、論外です。

なぜか?…といいますと、子供たちは一度経験した入試の在り様を、のちの人生に何度も再現する…経験的に、かなり正しく、そうだと言い切れるからです。

中学入試と同じように、高校入試を迎え、大学入試を迎え、入社試験に挑み、昇進試験を受け…、さて、親御さん、いつまで長生きできますでしょうか(笑)。

ですから、過保護はダメです。

「歴史は、二度繰り返す。一度目は悲劇として。しかし二度目は茶番として。」

(カール・マルクス『ルイ・ボナパルトのブリュメール十八日』)

悲劇をあらかじめ予測し、用意周到に避けられるからこそ、人は賢いのです。

石川数学塾大阪
学園前教室・杉浦