大阪通信 Vol.46 配布開始しました -【ただいま読破中!】特集・第二弾です

大阪通信 Vol.46 配布開始しました。いつもどおり、ちょっと覗いてみましょう。

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2)田澤耕『〈辞書屋〉列伝 言葉に憑かれた人々』中公新書

古今東西、辞書編纂人の伝記(伝奇?)を記しております。淡々と記すよりは、センセーショナルに、驚き桃の木…といった趣です。それだけでも十分に面白いのですが、待ってました!の最終章、なんと著者ご自身を自ら〈列伝〉に加えていらっしゃいます。「これまで本書で見てきた偉大な「辞書屋」たちに比べれば、私など「ちっぽけな」という形容詞をいくつ重ねてもまだ足りないような存在でしかない」。大いに控えめな書き出しではありますが、著者ご自身がカタルーニャ語(スペイン語の方言と誤解されることが多いですが、言語圏が地理的に近接しているだけで別系統です)の辞書編纂者でいらっしゃいますから、人生山あり谷あり、幾多の辛酸をなめられたことなど、申し訳なくも大笑いしながら、良き教訓とさせていただきました。辞書ってエンターテイメントなんですね。辞書の魅力を伝えて余りある、心底お勧めの一冊です。

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古代史、中世史、教育史…ばかり読んでおられるのかと思いきや、このようなジャンルにも触手を伸ばしておいでなのですね(笑)。

大阪通信 Vol.46、石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。

なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の大阪通信 Vol.46 も、倉庫からダウンロードできるようになっています。

よっしゃ、いっちょ読んでみたろ!というかた、ぜひ一度、ご覧になってみてください。

石川数学塾大阪
学園前教室長・杉浦