大阪通信 Vol.45 配布開始しました。11月9日(日)、飛鳥ウォーキング(特別編)終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
現地説明資料集を作成しました。読めば読むほど、明日にでも飛鳥を歩きたくなってきます。そんな魔法の資料集です。
さっそくちょっと覗いてみましょう。
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【古墳】野口王墓(のぐちおうぼ)
正真正銘の天武・持統合葬陵です。宮内庁にタテつくことが多い考古学者も、考古学研究の成果をほぼ全く無視することが多い宮内庁も、仲良くタッグを結成して認めております。ジャイアント馬場とアントニオ猪木のBI砲みたいなものです。王貞治と長嶋茂雄のON砲かもしれません。野口王墓は八角墳です。玄室内に天武の石棺と持統の火葬済骨蔵器が、仲良く並んで入っております。
大津宮にて、息子・大友皇子に譲位したい天智が、天武を陥れようとした時に、天武はとっさの機転で逃れて、吉野を目指します。奥明日香から高取を抜ける、まさに深山幽谷ルートでしたが、のちの持統は兄・天智のもとを去り、天武と行動を共にします。壬申の乱にて天武が蜂起した時にも、持統はつき従います。天武亡き後、息子・草壁皇子が早逝し、孫・文武に皇位を譲るべく、自ら即位した持統ですが、天武と共に一時期を過ごした吉野の宮に、まるで天武との日々を懐かしむように通いつめます。野口王墓に石棺をもう一つ入れるスペースが無いと知るや、自ら貴人火葬の第一号となり、小さな骨蔵器に収まってまでも、天武に寄り添おうとしたのです。野口王墓は、死して後にも尽きることのない、永遠の愛を誓う明日香村No.1のパワースポットです。
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あいにく小雨交じりのウォーキングでしたが、なんだかとっても楽しそうです。
大阪通信 Vol.45、石川数学塾大阪・学園前教室にて好評配布中です。ご自由にお持ちください。
なお、中入倉庫に大阪通信のバックナンバーが揃っています。今週の大阪通信 Vol.45 も、倉庫からダウンロードできるようになっています。
よっしゃ、いっちょ読んでみたろ!というかた、ぜひ一度、ご覧になってみてください。